PGAツアーがギャンブル対象になる!?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/06/12号
2018/07/06更新

PGAツアーが
ギャンブル対象になる!?

  まさか、将来、PGAツアーが“胴元"になるなんてことがあるのだろうか?

 アメリカの最高裁が、スポーツギャンブリングをラスベガスのあるネバダ州以外のほかの州でも認める判決をこのほど下した。これは、カジノのあるアトランティックシティを抱えるニュージャージー州が訴え、勝訴したもの。アメリカではこれまで、スポーツイベントに対するギャンブルをネバダ州以外では禁止していた。しかし、インターネットの普及で、海外や闇のブックメーカーが横行し、実質的にはどこでもスポーツギャンブルができるようになっていたのも事実だ。実際、年間16兆円を超える規模ともいわれるアメリカのスポーツギャンブルだが、ネバダ州では5000~6000億円規模しかなかった。一方ほかの州では、ブラックマーケットを一掃するとともに、売り上げの10%前後と言われる税収増を見込んで、スポーツギャンブルの解禁を求める声が大きかった。この動きに、ゴルフを含むアメリカの主要なプロスポーツ団体も積極的だ。

 PGAツアーのジェイ・モナハンコミッショナーは、かつて、スポーツギャンブルの解禁について「選手たちにプレーの機会と財務的なチャンスを作り出すとともに、それを最大限にする商業的な好機となる」と語っていた。

 つまり、どういう形になるのか明白ではないが、ギャンブルからの収入・利益を期待しているということだろう。PGAツアーは、選手の膨大なデータを持ち、公式サイトで「ファンタジーゴルフ」というゲームも行っている。これを利用すれば、すぐにでも、自らが胴元になって、各試合でギャンブルを始めることも可能なのだが、さて……。

 
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