1~5はどうなってる?「6」のみブレークイ・ジョンウン
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/05/29号
2018/08/13更新

1~5はどうなってる?
「6」のみブレークイ・ジョンウン

 サロンパスカップで、日本ツアーに初出場した昨季韓国ツアー賞金女王のイ・ジョンウン6。一時、トップに立ったこともあり一躍注目選手に。さて、何者……?

最終的には3位に終わったが、その名は多くのメディアで報じられた。まず必ずといっていいほど取り上げられたのが、登録名が「イ・ジョンウン6」ということ。韓国では同姓同名プロが多いからという説明付きだったが、もう少し詳しく解説すると……。KLPGAでは同姓同名ゆえの混乱と記録上の重複を避けるために、KLPGA入会年度順に番号を振り分けている。

ちなみにイ・ジョンウン1は1988年に登録されているが、現在はプロ活動なし。2~4も目立った活躍はなく、2006年に入会したイ5まで、優勝経験のあるイ・ジョンウンは皆無だったが、2015年入会のイ・ジョンウン6が昨季大ブレーク。ツアー4勝、賞金女王、平均ストローク、MVP、人気賞など6冠も達成し、韓国では“ ホット・シックス"と呼ばれるようになった。そんな大活躍を受けて、韓国では〝ラッキー・シックス〟という名のファンクラブが立ち上がり、今年は韓国の中堅ゼネコン「テバン建設」と3年24億ウォン(約2億4000万円)のスポンサー契約も締結。まさに今、韓国で飛ぶ鳥を落とす勢いの新鋭なのだ。

実は、苦労人でもある。父親は彼女が幼い頃に交通事故で下半身不随となってしまったため家計も苦しく、一時はゴルフを離れたことも。中学3年生のときには「安定した“メシの種"になるから」という理由でレッスンプロを目指した時期もあったという。それが今では韓国のマネークイーン。賞金で父親に電動車椅子をプレゼントした孝行娘でもある。

将来的には海外進出を考えており、今季はアメリカか日本か見定めたいとしている。可憐なルックスでもあり、日本に本格参戦することになれば、“ホット・シックス"旋風を巻き起こしそうだが……。

 
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