野鳥観察もできるコース、自然保護地を市に寄付
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/05/22号
2018/06/15更新

野鳥観察もできるコース、
自然保護地を市に寄付

 私有地を特別緑地保全地区として、市に寄付するという粋な計らいを見せたコースがある。

三菱グループのコースとしても知られる、神奈川の湘南CCだ。3番ホール左の緑地(赤羽根字十三図)は、その環境の素晴らしさから、かねてより市民ボランティアによる自然保全活動が行われていた。そして14年には茅ヶ崎市より、赤羽根字十三図周辺が都市緑地法第12条による「特別緑地保全地区」指定を受け、同コースが受理。1500㎡を寄付した。その3番左緑地のほか、赤羽根字十三図を南北に貫く市道6185線(2番と3番ホールの間)は未舗装の道路で市街地では考えられないような貴重な自然環境が残っている。谷やと 戸(樹木・草地・湿地・湧水)の環境を備え、県の準絶滅危惧種であるヤンマ科のトンボの一種、カトリヤンマなども生息。

このことから茅ヶ崎市は赤羽根字十三図地区の保全と自然観察会の拠点確保が必要との見解を示していたが、今回の寄付で"問題解決"と相成った。コースは自然保護に力を入れ、「生物が生息しやすいように、コース内の草を高めに刈り、日本野鳥の会の指導によりフクロウやシジュウカラの巣箱も設置した縁で、同会にも加入しています。9、18番の間の小山にはオオタカもいるそうです」(湘南CC総支配人・佐久間玲氏)

ラウンドの際は、距離計ではなく双眼鏡を持つのアリ!?

 

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