プレー方式で世界初の特許出願!内容は……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2018/05/22号
2018/06/15更新

プレー方式で世界初の特許出願!
内容は……

 毎ホールパーチャンス……どころかバーディチャンスがくるかも、というユニークなプレー方式が誕生。とはいえ、ショートコースでの話ではない。あくまで本コースでの話だ。

一般社団法人ワンオンゴルフ協会が、特許出願した「Game54」がそれ。"プレー方式"の特許は世界初。内容は、簡単に言えば、すべてのホールをパー3でプレーするというもの。ルールや道具はそのままで、使用するのは本コース。パー3のホールはそのままのティからプレー、パー4のホールはバックティからフェアウェイの250ヤード地点(IP地点)に仮設ティを設置し、その位置からティアップ、もしくはそのままショットする。この場合、200ヤード超となる場合もあるので、ドライバーが使える。さらに、パー5では「第二IP地点」から打つ。となると、100ヤードを切るケースもある。

このシステムを初導入するのはサザンクロスCC(静岡県伊東市)で、6月から実施される予定。同コースの場合、最長ホールが7番の193ヤード、最短は1番の79ヤードとなる。このプレーのメリットとして、まずプレーヤー側としては体力や飛距離に依存しない"ゲーム"であるゴルフを楽しめ、時間がかからない(目安は1時間15分)こと。そして、料金が安いこと(通常の平日料金の半額程度を想定)。一方、コース側としては、一般客の間に「Game54」の客を交ぜるのは難しいながらも、早朝や薄暮の時間帯を有効に利用でき、スタート間隔を短くできるので多くの客を入れられること、などがある。

アメリカでは時間短縮のため6ホールのみを回るプランも普及しつつあるが「残り3ホールがもったいない」という声があるのも事実。

それらの問題を解決するのが「Game54」なのだが、まず体験できるのはサザンクロスCCのみ。「初年度で80コースに拡大したい」とのことだが、さてゴルフ人口増の切り札となるだろうか。

 
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