週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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Yokuyatta！小平智の
”予想外”の初勝利に海外の反応は？

　ＲＢＣヘリテージで小平智が米ツアー初優勝。予期せぬご褒美に　本人も「頭のなかが真っ白」と驚いた。日本人５人目の快挙、さて、海外の反応は？

照れる小平

　「サトシ・コダイラＰＧＡツアー初優勝おめでとう。週末のラウンドは素晴らしかった。Ｙｏｋｕｙａｔｔａ（よくやった）」といち早くツイッターに祝福のメッセージを投稿したのはゲーリー・プレーヤーだ。「日本人のメジャーチャンプ誕生の瞬間が見たい」と言い続けている親日家の彼は「こういう若者が見たかった。ガンバって！」と小平にエールを贈る。

　米ゴルフ誌が取り上げたのは小平の意外性。

　「正直、小平の名前は優勝予想リストに入っていなかった。ＰＧＡツアー通算15試合目、今季６試合目で30位以内に入ったのは前週のマスターズ（28位タイ）だけ。ようやくトップ30入りしたと思った矢先の快挙」とサプライズ優勝を強調した。

　一方ゴルフネットワークの電子版は世界ランク47位から27位に浮上することを伝え「この勝利で２年シードとプレーヤーズ選手権、全米プロ、来年のマスターズの出場権が手に入った。すでに全英オープンの切符は持っており世界ランク上位での全米オープン出場も確実。大きな価値を持つ１勝」と解説した。

　プレーオフの相手は昨年第５のメジャー、ザ・プレーヤーズ選手権を制したキム・シウ。最終日２メートル以内のパットを外しまくったキムに対し、無欲の小平がサドンデス３ホール目で７メートルを沈め初優勝をもぎ取った。

　マスターズの翌週とあって選手層は若干薄かったとはいえるが、14年の年間王者ビリー・ホーシェルや全米オープンチャンピオンのウェブ・シンプソン（ともに５位タイ）に２打差、世界ランク１位のダスティン・ジョンソン（16位タイ）に５打差の勝利はあっぱれ。

　帰国した羽田空港には大勢の報道陣が集結。「テレビで見るスーパースターの帰国みたいな感じ」と照れたが、今後は慣れないとね!?

　
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