優作&小平マスターズ出場50位巡る戦い
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2018/01/09号
2018/03/26更新

優作&小平マスターズ出場
50位巡る戦い

 2017年の国内男子ツアーはゴルフ日本シリーズJTカップで幕を閉じたが、そう簡単に"店閉まい"できないプロたちもいる。18年のマスターズ出場を狙う小平智と宮里優作だ。

マスターズの出場資格にはさまざまなカテゴリーがあるが、そのひとつに年末の「世界ランク50位以内」がある。

日本シリーズ終了時点で、小平智は49位。宮里優作は58位。この順位を維持、または上げるためには、国内の試合は終わっているので海外に打って出なければならない。

最後のチャンスとして2人がエントリーしたのは12月14日から開催されたインドネシアマスターズだった。ところが、小平は直前になって出場をキャンセル。世界ランクの計算は選手の過去2年間を対象にして、さらに試合数の上限と下限を定めるなど大変複雑なうえ、他の選手の動向によっても変化するため、予想するのが難しいが、小平は出ないほうが得策と読んだようだ。インドネシアマスターズの開催前に発表されたランクは宮里の58位には変化がなかったが、小平は50位とランクを落としてしまった。

ジャスティン・ローズの圧勝で終わった大会では宮里も健闘して4位に入ったものの、世界ランクは52位と、50位に届かなかった。

一方、欠場した小平はランクを1つ上げて49位に再浮上。年内に大きな試合もないため、50位以内は動きがないように思えたのか、宮里は「悔しい。ソニーオープン(1月)までに調整して、またいい状態で入りたい」とコメント。

しかし、海外通信社の試算によれば、年末までに2年前のポイントが消滅する選手との関係で、宮里のランクがあと2つ上がり、さらに51位のキラデク・アフィバーンラト(タイ)の順位も上がるため、その結果、小平が50位から押し出される形になると予想される。

ただ、マスターズには、大会前週までの世界ランク50位以内というカテゴリーもあるので、現在圏外の選手にもまだチャンスはある。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2002年 全員が自力で出場資格ゲット! 今年のマスターズは日本から過去最多4人が挑戦
2003年 現在世界ランク50位以内の日本人はゼロこのままだと来年のメジャーの顔ぶれは…
2009/02/20 アマチュアもマスターズに出られる!アジアで開催の試合勝者に資格が

一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト