6Hでもいいじゃない!欧州ツアーが〞時短推奨
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/12/12号
2017/12/23更新

6Hでもいいじゃない!
欧州ツアーが〞時短推奨

  今年、ゴルフシックスという6ホールの国別対抗マッチを公式戦としてデビューさせた欧州ツアー。この"進化型フォーマット"の試合が数年のうちに続々出現してくるかもしれない。

 欧州ツアーのCEO、キース・ペリー氏は「より広い視聴者や観客を惹き付けるために、私たちは伝統的な72ホールのトーナメントを越えるものを見なければならない。私たちは皆、何かをして、私たちの視聴者が増えることを期待している。5年以内に、異なったフォーマットの試合が採用され、それが世界の舞台で一般的になると私は信じている」と語る。つまり、4日間72ホールのトーナメントより、より短いホール数での試合がペリー氏の頭にあるようだ。

 ゴルフシックスの試合が発表された際、ぺリー氏は特に若者の視聴者を増やすことを念頭に、サッカーなどと比較して、ゴルフは時間がかかりすぎるといった発言をしていた。あるいは6ホールの国別対抗線というのは、将来のオリンピック向けのフォーマットではないかともされていた。中継の時間枠が少ないオリンピックでは、6ホールであれば、決勝のすべての放映が可能だからだ。ただ、考えてみれば、メジャーはともかく、テレビのゴルフ中継というと、地上局で4日間放映されることはほとんどない。最終日のバック9だけ見る視聴者が多いにもかかわらず、それだけでは試合そのものの興奮はなかなか伝わらない。となれば、試合そのものを短くしようというアイデアが生まれてきても当然と言えるかもしれない。

 欧米では「プレーに時間がかかる」というのが、ゴルフをしない理由の筆頭に挙げられており、9ホールプレーが推奨される理由もまさしくそれ。ゴルフ人口が増えれば当然視聴率も上がる。ただ、ペリー氏はあくまでこれまでの72 ホールの試合を中心にして、これを廃止するつもりは全くないという。

 新しい試みは欧州から始まるのが当たり前になりつつある?

 
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