週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

「日本の宝」宮里藍に
五輪コーチ要請決定！

　９月に引退した宮里藍に東京五輪ゴルフ競技の女子代表コーチをオファーすることが決まった。

世界を相手にできる英語力も万全だ

　要請は五輪競技対策本部の強化委員会で決まったもの。倉本昌弘委員長は「（来年）２月に宮崎で行う強化合宿に来てほしい」との意向。本人への正式オファーは「タイミングを見て」（倉本委員長）とのことだが、本人の反応の前に周囲からはさまざまな声が上がっている。

　テレビ解説者の佐渡充高氏は「選手とジェネレーションギャップがないのは頼りになる。藍ちゃんを目指してプロになった選手からすれば、憧れの人のアドバイスは値千金でしょう」。強化委員会のメンバーでもあるＪＧＡの山中博史専務理事は「宮里藍は日本の宝です。ゴルフを正しく、アスリートとしてだけでなく、人間的所作・振る舞いを伝える＂伝道師＂になってほしいと願います。それができる人です」と、期待を寄せる。一方、テレビ解説者のタケ小山は「単に五輪コーチになるとかいうより、少しゴルフから引いて俯瞰するようなグローバルな目を養うという手もある。大学でスポーツビジネスを学ぶのもいいのではないでしょうか。そこからＪＧＡの会長になるとか……」。周囲の期待はふくらむが、さて、宮里の意向やいかに。

　
【関連記事】こちらも注目です！
2017/07/03　藍の引退宣言。米ツアー選手はどう感じた？何を語った？
2015/02/10　宮里藍復活の秘策父が託した「２ボール」
2004年 今さら!? 宮里藍がプロテスト実技免除の特例措置、その他QT制度の問題も浮上