ラスベガスの大惨事。ポールターが意見を
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/10/17号
2017/10/10更新

ラスベガスの大惨事。
ポールターが意見を

   ラスベガスの乱射事件は、死者58人、負傷者も約500人を出す大惨事となったが、当のコンサート会場にはプロゴルファーもいたのだ。

 米下部、ウェブドットコムツアーツアーのA・J・マキナーネイ(23)だ。「何人かが倒れるのを目撃した。銃弾が至る所で地面に当たっていた。幸運にも自分は生きている。皆のために祈っている。誰か何か必要なら、自分に今できることならなんでもする」と現場からツイート。コンサートに出演していた歌手の一人は、銃規制に反対だったが、現場に居合わせたことで主張を変え、銃規制の必要性を訴え始めたという。こうした事件が起こると、銃規制の強化を求める声が高まる。しかし、イギリス出身で、フロリダ在住のイアン・ポールターは、銃規制よりさらに踏み込んで、「アメリカ憲法修正第2条を改正しなければならない。銃の購入を違法にすべきだ。さらに何人死ぬ必要があるんだ。どうにもならないところまで来ている」と主張している。

 ポールターの語る憲法修正第2条というのは、米憲法が制定された1787年の4年後に修正されたもので、「規律ある民兵は自由な国家の安全保障のために必要なものであるため、国民が武器を保持する権利は侵してはならない」というもの。つまり、いざ戦争ということになったら、国民が自前の銃を持ってアメリカのために立ち上がるのに"銃が必要"ということを裏付けるもの。

 しかし、実情では、アメリカの憲法改正はおろか、銃規制についても全米ライフル協会がとくに共和党議員に深く食い込んでいるために、国全体での規制は遅々として進まない。米ゴルフ界では、共和党支持者が大半だともいわれている。ポールターの主張が、今後影響力や権力を持つゴルファーたちに受け入れられるだろうか……。

 
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