タイガーの元キャディ女子ツアーに初登場
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/10/24号
2017/12/13更新

タイガーの元キャディ
女子ツアーに初登場

 タイガー・ウッズの元エースキャディ、スティーブ・ウィリアムスが米女子ツアーデビューを果たした。あれ、アダム・スコットとのコンビはどうなったの?

 実はウィリアムス、3年ほど前からセミリタイアを宣言。スコットのバッグを担ぐのもメジャーなどのビッグゲームだけで、今シーズン終了時点に2人は選手とキャディの関係を解消している。そのままフェードアウトするかに思われたが、米女子ツアーのニュージーランド女子オープンで、全米女子プロ覇者ダニエル・カンのバッグを担ぎ周囲を驚かせた。

 「女子のキャディをするのは初めて。良い経験ができると思った。なにかを学べたらうれしい」とオファーを引き受けた心境を説明。試合が行われたのが故郷ニュージーランドだったことも理由のひとつだ。

 セミリタイアといいつつ本人にはある思惑がある。というのも来年が自身のキャディ40年の区切りの年。「そこまでは、フルタイムじゃなくてもどこかでキャディを続け、40年目を全うしてから辞めたい」というのだ。

 今回は共通の知人を介してカンとコンビを組み、可もなく不可もない結果(24位タイ)に終わったが、地元ニュージーランドでは同郷の「リディア・コーのバッグを担いでほしい」というファンからの待望論が持ち上がっている。しかしその声がコーに届くかは定かではない。来年までの期間限定という点もウィリアムスを雇う選手側のリスクになる。それでも、キャディを次々代えるコーには適任だったりして……!? ちなみに、ウィリアムスはタイガーのメジャー13勝をアシスト。スコットのマスターズ優勝や世界ランク1位浮上にも貢献している。またグレッグ・ノーマン、レイモンド・フロイドといった有名どころのキャディも歴任しているキャディ界の"ビッグネーム"だ。さて、来年をキャリア最後の年と掲げるウィリアムス。次の1勝は誰のバッグで挙げるか?

 
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