試合中にJアラートの緊急事態、男女ツアーの対策は……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/10/10号
2017/11/06更新

試合中にJアラートの緊急事態、
男女ツアーの対策は……

 ANAオープン2日目のスタート早々に、北朝鮮の弾道ミサイル発射にともなうJアラート(全国瞬時警報システム)が鳴り響き、前代未聞の試合中断となった。

競技は中断、選手はハウス内に

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのは、9月15日午前6時57分。それを受けてJアラートが発信されたのだが、ANAオープン2日目のインスート1組目の3番目の打者、池村寛世がティショットをする寸前のことだった。池村は誰かが携帯電話を切り忘れたのかと思ったそうだ。しかし、それは携帯ではなく警報だった。競技はすぐさま中断。ギャラリーも含め、会場にいた全員がクラブハウスへ避難した。

 JGTOの広報担当は、「文書化したマニュアルはありませんが、毎週大会が始まる前に、競技委員会と運営で危機対応についての様々な確認をしています。Jアラートについても、今年初めて発信されて以来、対応については検討して、全体の意思統一ができていたので、今回のようなスムーズな避難ができました」と話す。

 中断から40分後、安全が確認されたとして、競技は再開された。

 LPGAの広報担当にも聞いてみたところ、対応は男子と同様。大会ごとに緊急時の対策は確認されており、Jアラートが発信されれば、競技はすぐに中断、その内容によって選手やギャラリーを避難させるのかその場待機なのか決まる。

 何事も起こらないのが一番だが、このご時世、"まさか"のことも考えておこう。

 
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