トランプのロシアコネクション。ゴルフ界から発覚
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/06/06号
2017/06/05更新

トランプのロシアコネクション。
ゴルフ界から発覚

 トランプ大統領が米FBIのジェームス・コミー長官を解任したのが話題になったが、これがゴルフと大きく関係しているのだ。

 コミー氏解任の表向きの理由は、ヒラリー・クリントンの個人メールの使用問題。コミー氏が独断で訴追しないという判断を下したことだとされている。しかし、民主党などではコミー氏がトランプ大統領のロシアとの関係を調査していたことが理由ではないかとしている。

 もともと、昨年の大統領選で"トランプ推し"だったロシアは、同氏に有利になるようにハッキングを繰り返していたと複数の報道機関が伝えている。そのため、関係を疑われたトランプ氏は就任前から「ロシアとは何もない。何の取引もないし、何の借りもない」と否定コメントを出していた。

 しかし、このコメントと異なる証言がゴルフ界から飛び出したのだ。語ったのは、ベン・ホーガンの本などを出版しているジェームズ・ドットソンという人物。ボストンのラジオで語った内容によると、3年前に、ノースカロライナ州のトランプ・ナショナル・シャーロッテCに招待され、トランプ氏と息子のエリック・トランプ氏とゴルフをしたという。その際、「ゴルフ不況でアメリカの銀行はどこも金を貸さないのに、コース改造の資金はどうしているのか?」と質問すると、エリック氏は「私たちは、アメリカの銀行には頼っていない。必要な資金はすべてロシアから調達している。ゴルフのことが本当に好きな(ロシアの)人たちと知り合い、彼らが私たちのプログラムに投資をしているんだ」と語ったというのだ。

 トランプ大統領がドイツ銀行(頭取がゴルフ好きで有名で、PGAツアーの試合も開催していた)から資金を調達していることは知られているが、ロシアからの資金が流れている話は、タイミングがタイミングだけに、大きな注目を集める結果になった。

 

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