いくらなんでも……2戦終え上位10位を外国勢独占
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2017/02/21号
2017/02/28更新

いくらなんでも……2戦終え
上位10位を外国勢独占

 日本男子ツアーは東南アジアでの2戦を終えたが、賞金ランキングのトップ10を外国勢が独占した。

 初戦のSMBCシンガポールオープン覇者は51歳のプラヤド・マークセン。昨年の日本シニアツアー賞金王で、この大会の最年長参加者だった。タイの英雄として知られ、前妻が亡くなった時の葬儀は"国葬"級だったという。すでに再婚し昨年は第4子も誕生。タバコも酒もやらないが、練習もしないことで有名だ。

 2戦目、ミャンマーオープンを制したのは豪州の24歳、トッド・シノット。昨年の豪州ツアーの賞金ランク10位。今年1月アジアンツアーのQTファイナルステージで2位に入り、同大会の出場権を得ての勝利。今季を合わせ3年間のシード権を手にして、日本ツアーのメンバー登録をするという。

 マークセン、シノットに続く3位のカルロス・ピゲムはスペイン出身の26歳。6位パチャラ・コンワットマイはタイ出身で、なんとまだ17歳。日本人の名前がやっと出てくるのは11位の小平智からで12位に星野陸也、14位に谷原秀人。昨年の賞金王・池田勇太は2戦連続予選落ちだ。

 「芝がまだ茶色い日本から芽の強いバミューダ芝の東南アジアに来て、地の利がないのは理解できます。しかし、日本ツアーのシード権の席が減るという危機感を日本選手はもっと考えてほしい」(TV解説者・タケ小山氏)

 東南アジア、豪州などには日本ツアーほどビッグな試合はなく、ラビットたちには垂涎の的。日本選手は、あぐらをかいてはいられない。

 
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