J・デイがナイキに!?ギアはテーラーと再契約
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/10/11号
2016/10/04更新

J・デイがナイキに!?
ギアはテーラーと再契約

 ジェイソン・デイが、ナイキとウェア契約を年間1000万ドルで結んだというニュースが駆け巡り、世界中を驚かせた。

テーラーの看板プロだが……

 ケーブル局のESPNが伝えたもので、ナイキの広報部は、「噂や推測に関してはコメントしない」としているものの「ゴルフのアパレルとシューズにおいて、私たちは誰もが認めるリーダーとかかわっている」と語り、ほぼ確実なニュースとして受け止められている。

 知っての通り、ナイキは、ゴルフクラブやボールといったゴルフのハード部門の生産・販売を打ち切ることを発表している。そのため、なぜ今このタイミングで巨額の契約をデイと結ぶのか、疑問に感じる向きもいることだろう。

 しかし、ナイキにとっては、絶好のタイミングだと、ワシントンポスト紙は伝えている。

 というのも、ゴルフ用品メーカーというと、どうしてもクラブやボールといったハード部門をイメージしやすいが、ナイキゴルフの場合は、もともと主力がウェア、シューズといった利益率の高いソフト部門にあるのだ。実際ナイキのゴルフ部門の昨年の売り上げは7億ドル強。そのうちソフト部門売り上げは5億ドルを超えるといわれている。つまり、ナイキは、利益率の悪いハード部門だけを切り離したことによるイメージダウンをカバーする意味でも、主力のソフト部門で新たな顔となるトップ選手が必要だったということになるのだ。

 ただ、デイはテーラーメイドと契約している。親会社のアディダスは、テーラーメイド売却を決めているが、テーラーメイドの主力はハード部門。デイにとっても、ナイキとのソフト部門での巨額の契約は願ったりかなったりだったというわけだ。そのために、年末に更新が予定されている契約のうち、クラブ契約に関してはテーラーメイドと再契約を行った。しかし、ウェア、シューズ、帽子、グローブに関しては、年内にナイキのものを使用すれば、テーラーメイドから契約違反に問われる可能性もないではない。

 さらに、こちらはあくまで噂だが、そのテーラーメイドをタイガー・ウッズが買うのではないかという"びっくりニュース"もネット上に流れている。デイと親しいウッズが、テーラーメイドを買収すれば、契約違反などという問題もなくなるのかもしれないが……。

 
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