週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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粘り系に弾き系の走りを
プラスしたシャフト登場

　先週の日本プロの練習日に、グラファイトデザインの新しいシャフトが選手たちに手渡された。ツアーＡＤの新作となる「ＴＰ」だ。

一般デビューは9月

　ツアーＡＤシリーズは、毎年新しいモデルがラインナップに加わっており、これまでは、中・手元調子でコントロール性が高い、いわゆる「粘り系」と、先調子でヘッドの走りに重点を置いた「弾き系」を交互に発売してきた。

　昨年投入した「ＧＰ」は、「粘り系」だったので、今年は「弾き系」のモデルと予想されていたが、新作の「ＴＰ」は、粘り系と弾き系の＂両方のよさを取り入れた＂自信作だという。「＂粘り系＂のＤＩに＂弾き系＂のヘッドの走りをプラスしたようなモデルです」（グラファイトデザイン広報・今野氏）

　「ＤＩ」は、松山英樹をはじめ多くのプロが使用するツアーＡＤの粘り系の人気モデル。そのＤＩのようなしっかり感はそのままに、先端を少し細めにしてテーパーを強めることで、ヘッドがより走るようになっているということだ。「ＤＩだとちょっとハードという人や、しっかり感とヘッドの走りの両立を求める長尺ユーザーにも最適です。落ち着いて走る感じですね」（同）

　ちなみに「ＴＰ」は「ツアー・プルーブン（ツアーで実証された）」の頭文字で、色はホワイトとグレーのツートン。ツアーＡＤのロゴが一新されていることからも、メーカーの意欲が感じられる。手渡された選手に新作の印象を聞いてみると、「ＤＩと似ている感じですが、確かにＴＰのほうがヘッドが走る感じがしますね」（小林正則）

　メーカーの設計意図通りの特徴が感じられるようだ。一般販売は「９月を予定しています」（前述・今野氏）とのこと。それまでに、文字どおりツアーで、その性能が実証されるか、注目だ。

　
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