太平洋に新卒80人!セルフ全盛の“いま”こそキャディ育成
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/04/19号
2016/04/28更新

太平洋に新卒80人!
セルフ全盛の“いま”こそキャディ育成

 会員主導でマルハンをスポンサーに招き、再建を果たして早2年。太平洋クラブに今春80名もの新人が入社した。

 太平洋は二十数年前に新卒の定期採用を止め、7年前に単発で採用した新人は全員退職済み。ようやく経営が安定し、本格的に新卒採用を再開したのが昨年で、28名を採用。今年の80名の内訳は、男子33名、女子47名。職種別ではキャディが36 名。総合職が17名でコース管理10名、厨房が7名。プロを目指す研修生も10名。

 今年は特別多いが、来年以降も年間30~40名をコンスタントに採用する方針で、なかでも最も力を入れているのがキャディの卵たちの採用だ。

 太平洋は経営する17コースのうち、御殿場、御殿場ウエスト、六甲、成田、江南の5コースがフルキャディ。これにセルフ併用の6コース(益子PGA、美野里、市原、相模、佐野ヒルクレスト、宝塚)を加えた、合計11コースがキャディコースだ。

 現在、太平洋には社員、パート含めて373名のキャディがいるが、高齢化が進む一方で、通勤可能範囲が限られるうえ、未経験者には敷居が高いようで、応募が少なく、採用は苦戦している。

 セルフ全盛のいまだからこそ「コースのクオリティ維持のためには優秀なキャディは不可欠」(同社)。そこで採用担当者が全国の高校を回り、生徒だけでなく先生や親を根気強く口説いて集めたのが、昨年と今年の新人たち。キャディコースは全国に分散しているので、転勤もある。

 キャディは"究極の接客業ともいわれる。ゴルフに関する専門知識が求められ、真夏の炎天下で丸一日歩き回ることも。辛いこともあるだろうが同期と支え合って、がんばれ、新人!

 
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