週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

金髪好きで有名ですが。
トランプと仲良しのゴルファーは

　話題のドナルド・トランプ。ゴルフ界でもっとも〝親しい〟のは、レクシー・トンプソンらしい。

　「何年か前、フロリダで練習する場所を探しているとき、話を聞きつけた彼が、自分のゴルフコースのメンバーにしてくれたんです。それ以来、フロリダにいる時には、よく一緒にラウンドしています。政治のことはわかりませんが、私と私の家族にとっては、彼は素晴らしい人です」（トンプソン）とのことで、この選挙運動中にも、一緒にラウンドしたとか。

　かつて、ゴルフ界のセクシーアイドルとも言われたジャン・スティーブンソンも、トランプとよくゴルフをしたり、クラブで遊んでいたりしたという。スティーブンソンは、米女子ツアーで韓国勢が強くなってきた時期に「アジア人がＬＰＧＡの息の根を止めようとしている」と発言をして、顰蹙を買ったことがあったが、トランプと通じる部分もある。最近では、「トランプではクリントンには勝てない」と共和党の内部から＂トランプおろし＂の声が出始めた。共和党支持者の多いプロゴルファーたちからも、トランプ批判の声が出てくるのかとも思ったが……まるで、出てこないのだ。

　唯一、ローリー・マキロイは「アメリカ人ではないので、投票はできないが、投票できるとしても、投票したいと確信を持てる人物がいない」と言ったくらい。

　トランプのコースで開催された先のキャデラック選手権では、選手にトランプの話題を振っても「政治のことを聞かれると、話がそれる」とバッバ・ワトソンがいえば、リッキー・ファウラーは、ゴルフコースのことをほめるばかり。ダスティン・ジョンソンは「トランプ氏のことは好きで、彼のコースでプレーするのも好きだ。政治にはかかわっていないので、なにも気にしていない」とか。

　「政治とかかわらないことが、スポーツの良さだ」というアダム・スコットの言葉通りなのかもしれないが、昨夏のトランプの差別発言の時には、そのコメントに対し選手から批判の声も上がり、ゴルフ団体が揃って、トランプを批判していたのだが……。

　あるいは、このまま勢いに乗って、本当に大統領になることを恐れて（？）口を閉じているのかも。

　
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