スポンサーは財閥企業!野村敏京米ツアーVに韓国も大騒ぎ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2016/03/15号
2016/03/08更新

スポンサーは財閥企業!
野村敏京米ツアーVに韓国も大騒ぎ

 「ISPハンダ オーストラリア女子オープン」で米国女子ツアー初優勝を遂げた野村敏京。日本人の米国女子ツアー優勝は7人目となるが、その快挙は隣国・韓国でも大きく報じられた

 というのも、神奈川県で生まれた野村は、日本人の父と韓国人の母を持ち、10歳からは韓国でムン・ミンギョン(文敏京)の名で生活。母方の祖母が与えたくれたクラブでゴルフを始め、ジュニア時代は韓国アマゴルフ界の強豪校・明知(ミョンチ)中学・高校でその名を轟かせた。

 そのため、「韓国系の野村敏京、同じく韓国系のリディア・コーを退けLPGA初優勝」という論調で多数の韓国メディアがその快挙を伝えた。アマチュア時代に日本の各種大会にも多数参加し、満18歳を迎えた2010年に日本国籍を選んでいる野村だが、韓国からすると"僑胞(キョッポ)"というわけだ。

 しかも、彼女は今でも韓国との縁が強い。10年末に米国でプロ転向し、11年4月には中京・ブリヂストンレディスで優勝するも、長らくスポンサーには恵まれなかった彼女のスポンサーに名乗り出たのが、生命保険業、証券業、ケミカル業などで韓国10大財閥のひとつに数えられるハンファ(韓火)グループだ。プロ野球球団を持ち、チ・ウンヒ(09年全米オープン優勝)らを擁するハンファ・ゴルフ団を持つ同グループは15年1月から野村敏京を迎え入れ、全面サポート。そのサポートに応えるかのように、野村も昨年9月に招待出場したハンファ金融クラシックを制し、韓国でも大きく取り上げられた。それだけに今回の米国ツアー初優勝は韓国メディアでも話題になったたわけだ。

 そんな韓国メディアが注目するのは、野村の五輪出場の可能性だ。今回の優勝で世界ランクは日本人3番手に上昇。日本に与えられる2枠に入る可能性もあるだけに韓国メディアも注目している。晴れて五輪代表になった暁には、「韓国系が日本代表に」と騒ぎ立てるかもしれない!?

 
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