アメリカで戦うなでしこ、5人の最終結果は……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2016/1/5・12号
2015/12/28更新

最上位は美香の28位 アメリカで戦うなでしこ
5人の最終結果は……

 2012年8月の宮里美香以来、3シーズンぶりの"なでしこ"優勝が期待された米女子ツアーだが、残念ながら今年もそのニュースは届かなかった。

明るい兆しの藍と、ルーキーとして健闘したさくら

 今季の同ツアーでは、日本から野村敏京、上原彩子、宮里藍、宮里美香(シード順)に加え、昨年のQTを11位で通過した横峯さくらの計5人が長いシーズンを戦った。

 このなかで賞金ランキング最上位となったのは宮里美香(28位)。6月のアーカンソー選手権で最終日に一時トップに立ったほか(最終順位は2位)、フェアウェイキープ率と平均パット数の部門でともに第2位の好成績。平均ストロークでも19位と安定し、本人も今年は「内容の濃い一年になった」と振り返るなど、ツアー2勝目へ確かな手ごたえを感じている様子。

 それに続いたのが横峯(同44位)。ルーキー優勝の期待もあったが、結果は彼女の最終戦となったロレーナ・オチョア招待の5位どまり。予想以上に厳しいシーズンとなったが、先日、自身のブログで「『悔しい』。でも、こういう感情が出てきたということは、しっかり上を目指せているんだ」と今季を振り返り、「来季は最低でも3勝したい‼」と意気軒高な姿勢を見せていた。

 宮里藍(同77位)は夏場に5試合連続予選落ちの大不振。だが、9月に入ると「自分のゴルフを取り戻しつつあって、もう少しかみ合えばいいなと思っていた」と復調の兆しをつかみ、最終戦で今季ベストの14位に入って賞金シードを決めた。この終盤で自信を回復したのだろう、先日開催された契約メーカーのイベントでは、「とにかくどのタイミングでもいいので勝ちたい」と笑顔。一時の"どん底"状態からは完全に脱したようだ。

 残る二人、野村(同66位)と上原(同79位)も、米ツアーの戦いに意欲の衰えは見せない。同ツアーはさっそく1月末に開幕する。なでしこによる4季ぶりの優勝を楽しみに待ちたい。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2015/11/30 上原彩子はミラクルゲット。米女子組のシード状況は
2015/04/27 これはニュース、“ゼロ”!世界ランク50位以内になでしこが一人もいない!
2015/02/10 宮里藍復活の秘策、父が託した「2ボール」


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト