中国のニセモノ、米国で100万アイテム摘発!
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/3/24号
2015/3/17更新

中国のニセモノ
米国で100万アイテム摘発!

 中国"製"の偽造ブランドが米国で"暴れ"まくっている。摘発された偽造アイテムは昨年だけでも1万5000。過去10年間では100万アイテムに達したというから驚きだ。

 摘発したのは、アクシネット、キャロウェイ、クリーブランド、スリクソン、テーラーメイドなどの各社で連携した「偽造ゴルフ用品対策グループ」。その摘発の深刻さに、「もっと罰金や刑罰を強化すべきだ」と、当局に迫っているという。

 偽造ブランドのほとんどは中国で造られ、その99%がネットで発売されるため、水面下での実態はもっとひどい状況だといわれる。

 日本ではどうだろうか? 米国のようなメーカーのグループはなく、各社それぞれ対応しているが、JGGA(日本ゴルフ用品協会)が4年前に推奨した「模倣品対策ラベル」が効果を発揮しているようだ。「中国税関で摘発してもらい、水際で食い止めている」(ミズノ広報)。「シールを貼ってあるので、税関で摘発されていると思う」(ダンロップスポーツ広報)

 ラベルにはカラーシフト、画像反転、フィルター検証と3つの機能がついていて、前の2つの機能はすでに偽物も出回っていて、目視では判断できないという。

「中国から取り寄せてわかったのですが、まだフィルターのほうは偽造できていません。幸い偽造品は日本ではまだ発見されていませんが、近い将来はわかりません」(JGGA専務理事・衣笠孝氏)

 ただしネットではすでに事件になっている。あるメーカーでは兵庫県警サイバー犯罪対策と協力し、日本で窓口になっていた留学生を逮捕して有罪となった。また米国ではクレジットカードそのものを詐取される事件が頻発している。

「信用できるサイトかどうか。またクレジットカードで買うより、代引きか振り込みを選択することで、リスクを回避できるのではないでしょうか。とくにゴルフクラブは店頭で実際見て買うのがいちばんなんですがね」(用具ジャーナリスト・河北俊正氏)

クラブは見て、試打して買おう。

 
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