週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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リオ五輪目指す
勝みなみの代表コー補戦略

　スーパーアマチュア勝みなみ（鹿児島高）が今季の目標として「プロの試合で２勝目を挙げることと、東京五輪を目指して世界ランクを上げること」の２つを掲げた。

みなみちゃんのお手本はリディア・コー

　勝が五輪日本代表になるための目安は、五輪開催前の世界ランキングで日本勢の２位以内に入ることが必要。現在の世界ランクは２００位なので、相当な成績を残さないと、五輪への道は厳しい。

　不可能を可能にする格好の前例が、２月２日付けの世界ランキングで、男女を通じて世界最年少17歳９カ月で１位に輝いたリディア・コー（ニュージーランド）。コーは12年の豪州女子ツアーを14歳９カ月５日で優勝し、プロ大会史上世界最年少記録を作った。米女子ツアーではＣＮカナディアン女子オープンを同ツアー史上最年少15歳４カ月２日で優勝し、13年10月にプロ転向した。

　本格的にプロとして米ツアーに出場した昨年は26試合に出場し、スウィンギングスカート、マラソンクラシック、ツアー選手権で３勝を挙げた。さらにトップテン入りは２位２回、３位２回など実に15回あり、予選落ちもなし。まさに破竹の勢いでランキングを上げ、２位に入った今年１月のコーツ選手権後に１位にまで駆け上がったというわけだ。

　世界ランクは過去２年間に付与されたポイントを算出し、なかでも直近13週の成績を重視して決められる。ポイントが高いのはランキング上位選手が数多く出場するメジャーをはじめプロの大会。「今年は世界ランクを上げるためにもできるだけたくさんプロの試合に出たいです」

　今季は既に昨年優勝した４月のＫＫＴ杯バンテリンレディスへの出場が決定。３月のＴポイントレディスは出場権を得ながら海外アマチュア試合への派遣日程が大会と重なるため、泣く泣く出場を見送るなど道は平坦ではないが、高いポテンシャルを持つ勝だけに、どこまでランクアップできるか注目だ。

　
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