男子とシニアのコースが近過ぎ、さあ、どうする?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2015/1/27号
2015/1/20更新

男子とシニアのコースが近過ぎ
さあ、どうする?

 昨年暮れ、今年の日本男子ツアースケジュールが発表されたが、そのなかで新設のホンマツアーワールドの日程(10/8~11日)を巡ってひと波乱起きている。

 この日程枠にはPGA主催のメジャー、日本プロシニアが従来からあり、それと同地域で完全に競合してしまうからだ。ホンマツアーの開催コース、石岡GCと日本プロシニアの開催コース、サミットGCとは隣コースで15キロほどしか離れていない。この同地域での日程にもう1つ、JGTOの下部ツアー、チャレンジT(太平洋C美野里)もかぶっていたが、コース側の要請により1週後にずらした経緯もあった。

 昨年も、男子とシニアの大会は同地域で重なっている。マイナビABC(ABCゴルフ倶楽部)と日本シニアオープン(小野グランドCC)で、さほど問題にはならなかった。では、何が問題なのか? 

「ギャラリーの取り合いもあるだろうが、一番問題なのは宿舎。石岡市はホテル・旅館など極端に少なくて一部のスタッフはコースから1時間かけて土浦から通うことになる。シニアだけでそうなのに、その上試合が重なるとパンク状態で運営はどうなるやら」(PGA大会関係者)

「これを聞いたのは日程発表の4日前。それも別件打ち合わせの席で突然知らされた。それはないんじゃ……」とは、PGA倉本昌弘会長だ。以前は女子プロ協会も含めて事前に3者協議していたものだが、今はそれもなく、コミュニケーション不足は否めない。

 PGAの日程発表は今月下旬だが、日本プロシニアは動かないとの見方が有力。

「いまさらいがみあってもなんのプラスもない。11年、日本女子オープン(名古屋GC和合)と東海クラシックが同週開催した時はギャラリーバスを併用、共通入場券など提携した。これを参考にすべきでは……」(ゴルフ評論家、岩田禎夫氏)と、前向き解決策もある

 現役選手の豪打を観て、次の日はシニアのテクニックが観られる。そんな共通入場券ならファンにとっては魅力的なのだが……。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2014/12/23 シニアたちが存在感を示した、ゴルフ界の「レジェンド」たち
2014/02/25 試合出場より改革だ!PGA会長選に出馬する倉本昌弘の決意


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト