松山英樹が決断 「日本のツアーメンバー登録をしませんでした」
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/1/27号
2015/1/20更新

松山英樹が決断
「日本のツアーメンバー登録をしませんでした」

 松山英樹は米ツアー出発前に「米ツアー中心でやっていくため、日本ゴルフツアー機構(JGTO)へのメンバー登録をしなかった」ことを明かした。メジャー制覇への熱い思いが伝わってくる決断だが、その波紋は小さくはないようだ。

 JGTOが「海外ツアーのシード選手と複数年シード保持者は年間5試合の出場義務を負う。賞金王の5年シードを保持し、義務試合を満たさない場合は翌年1年間の出場停止」と規定したのは昨年3月だった。松山や石川遼を対象にした規定であることは明らかだが、松山は昨シーズン、国内では2試合しか出場していない。しかしダンロップフェニックスで優勝したため、JGTOは、義務試合数の規定にあった「出場停止」から「シード権失効」に突然変更する矛盾を説明しないまま、12月末までにメンバー登録すればシード選手として扱うとしていた。松山が日本シリーズを欠場することは以前から決まっていて、ダンロップフェニックスの時点で出場義務試合数に達しないことは明らかだった。そこでJGTOは先のような案を出し、年末までに規定を見直すことも示唆していた。

 しかし、新たな改革案を見いだせないまま年が明け、松山は「今季も5試合を達成できる余裕はない」とし、出場義務試合数をクリアできなかったことによる制裁金を支払ったうえで国内ツアーのシード権辞退という決断を下して渡米した。JGTOが年内に何らかの改革案を示していたら、状況はまた違っていたのかもしれない。

 6日、3年連続で選手会長に就任した池田勇太は「若手を世界へ羽ばたかせたいのは選手会や僕自身の考えでもあり、見直しは必要」としながらも、「みんなの意見で一旦決まったものを簡単に変えるわけにはいかない」と、当面継続する意向であると語った。海外志向の若手プレーヤーが増えている今、「海外のメジャーを目指すような選手にとっては、出場義務試合数なんて何の歯止めにもならない」(タケ小山氏)といった意見もあることを踏まえ、みんなが納得のいく改善策を探ってほしいものだ。

 一方松山にも、退路を断って参戦する以上は結果を期待したいし、シード権は放棄しても主催者推薦などで国内の試合に出場する意向も示しており、日本で1試合でも多く、"世界レベル"のプレーを見せてほしい。

 
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