週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 8/5号
2014/7/29更新

W杯で盛り上がるカイマーの国で この夏、ゴルフに行ってみよう!

 このところドイツが熱い。先月のマーティン・カイマーの全米オープン制覇に続き、今月はサッカーのワールドカップで4度目の優勝と華やかな話題が続いている。この夏、盛り上がるドイツでプレーしてみる?

 プレーの前に、ドイツのゴルフ事情をまずおさらいしよう。ドイツのプロと言えば、マスターズ2勝のベルハルト・ランガーだけ、という状況が長く続いた。だが、その後、2010年にカイマーが全米プロに勝利し、翌年には世界ランキングのトップに立って、同国ゴルフ界の象徴的存在になった。

 アマチュアには世界ランキング100位以内に、男子は3人、女子は2人がランクイン。なかでも男子のドミニク・フース(16歳)は、今年のカタール・オープンで16位タイの好成績を挙げ、ドイツ期待の星になっている。

 ドイツゴルフ連盟によれば、国内には現在716のゴルフ場があり、62万人余のゴルファーが登録。近年、各ゴルフ場がジュニア育成に力を入れているため、ゴルフ人口は急速に伸びているそうだ。

 欧州ツアーの準メジャー、BMWインターナショナル・オープンはミュンヘン、もしくはケルンを会場にしているが、首都のベルリン周辺ににも多くの名コースがある。

「ベルリン周辺は氷河で削られてできた湖が点在する地方で、そこが旧東ドイツ時代は手つかずのまま残されたため、東西統合後はコース造成に絶好の土地となったんです」(秋山真邦・コース写真家)

 予想外に素晴らしいゴルフ環境に、しばしば訪れるゴルフ好きもいるそうだ。

「この8月に4年ぶりにドイツを中心としたゴルフツアー(全9日間、ドイツの3コースとチェコの1コースでプレー)を催行します(既に締切)。一般ゴルファーには馴染みの薄い国なので、企画してご案内すると、意外にいい反応があります」(弊社ゴルフツア ーセンター)

 ドイツ旅行のベストシーズンは、やはり6~9月。夏は夜9時ごろまで明るいので、1日たっぷり行動できるのがうれしい。気温は通年で札幌よりやや低いといった程度だが、乾燥した気候帯なので夜は肌寒く、8月でもジャケットが必要になる。でも、ゴルフをする身にとっては快適なコンディション。

 なんとかこの夏休みにスケジュールを立てて、旬のドイツで本場のビールを味わいながら、プレーしてみては。

 
【関連記事】
2013/5/21 観光大使スコットがおすすめの豪州コース
2011/3/22 世界のトップ、カイマーとランガーのゲルマン魂
2010/9/7 全米プロ優勝のカイマーはドイツの平凡な25歳

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト