週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/15

2014/4/7更新

改革に垣根はない！
ＰＧＡ外部理事に岡本綾子が就任へ

　倉本昌弘日本プロゴルフ協会（ＰＧＡ）新会長がサプライズ人事を発表した。

岡本さん、一緒にＰＧＡ改革しましょう ― 倉本昌弘

　ＰＧＡは、理事２名の暴力団との交際という不祥事から理事が総辞職。２月末に誕生した倉本新体制下で、初の定例理事会が３月24日に都内で行われた。そのなかで、倉本会長は改革の目玉として、外部理事に岡本綾子を指名することを明らかにした。

　米女子ツアー17勝の実績を持ち、世界ゴルフ殿堂入りも果たした岡本の実績については、説明するまでもない。倉本とは同じ広島出身で、岡本全盛期のマネージャーが現在、倉本夫人になっているという縁のある間柄でもある。

「以前から女性の視点は必要だと思っていた」という倉本。「知識と広い視野があり、女子プロの指導もしている。現在（男女プロ協会の柱の一つでもある）資格認証事業は男女一緒ということもあり、（男女の）かけ橋にもなってくれるのでは」と、岡本に白羽の矢を立てた理由を説明した。

　かつて日本女子プロゴルフ協会（ＬＰＧＡ）理事として副会長職にあったこともある岡本だが、任期途中で辞任し、その後はＬＰＧＡ理事になっていない。それでも、現在ほどゴルフがグローバル化していない時代に自らの腕を頼りに世界で活躍した人間としての見識や人脈の広さ、経験の豊富さについては他の追随を許さない。

「ご本人にはすでにご了承をいただいています」と倉本。ＰＧＡだけでなく、ゴルフ界の大改革を目指して電光石火で動き出した倉本新体制。その一翼を担うことになる岡本の存在がどのように作用するか、今後に注目だ。