週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 3/25
2014/3/17更新

完全優勝スルリ…
マクロイ復活Vを阻んだ“R” 四つ巴の戦い

 ローリー・マクロイが完全優勝目前で崩れ、絶好のチャンスをフイにした。復活Vを阻んだのは、奇しくも同じ年の〝R〟だった。



上から
R・マクロイ
R・ヘンリー
R・ノックス
R・パーマー

 2年前に優勝した相性のいいホンダクラシック(2月27日~3月2日)でマクロイは初日から首位を走り、2年ぶりの米ツアーVに王手をかけた。ところが後続を2打リードして迎えた最終日、肝心のサンデーバック9でドタバタ劇を演じ、なんとかプレーオフには残ったものの、優勝は同じ年のラッセル・ヘンリー(24)にさらわれた。

 惜しむらくは最終日の上がり4ホール。J・ニクラスのおひざ元であるPGAナショナルチャンピオンCにはニクラスのニックネームにちなみ〝ベアズトラップ(熊の罠)〟が張り巡らされているのだが、マキロイはまんまとその罠に引っかかった。

 15番では池の餌食になってダブルボギー。16番ではバンカーにつかまりパーセーブならず。そこで後続に抜かれ万事休すかと思われたが、最終18番パー5では渾身のセカンドショットがグリーンをとらえイーグルチャンス。それを入れて再逆転で勝っていれば「さすがスター」ということになるのだが、イーグルパットを外し、決着はプレーオフにもつれ込む。

 相手はラッセル・ヘンリー、ラッセル・ニックス、ライアン・パーマーと奇しくも4人全員の名前の頭文字が〝R〟。マクロイ、石川遼、リッキー・ファウラーの〝3R〟が今後の米ツアーを背負って立つといわれたのは3年ほど前だが、いまどきのツアーに強い〝R〟がこんなにも増えていたとは……。

 ちなみに決着はあっさり1ホール目でついた。2オンに成功したヘンリーがファーストパットを50センチに寄せてバーディ。2打目が奥のバンカーにつかまったマクロイはパー止まり。鬼(タイガーは棄権、ミケルソンは予選落ち)の居ぬ間の復活Vといきたかったが、なんとも締まらぬ結末に「どうしてこうなっちゃったかわからない」と首を傾げたマクロイ。アメリカでの復活は、まだお預けか。

 
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