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加瀬秀樹
プロフィール
加瀬秀樹
●優勝:(1983)美津濃プロ新人、(85)和歌山オープン、(89)平尾昌晃プロアマ、(90)日本プロ、サンコーグランドサマー、KSDプロアマ、平尾昌晃プロアマ、(94)大京オープン、(95)平尾昌晃プロアマ、(96)日経カップ、(2000)平尾昌晃プロアマ、(04)サントリーオープン ●その他:(1990、91)世界選手権、(95)ダンヒルカップ

●2004年、サントリーオープンで復活優勝を遂げた日本を代表する「長距離砲」。45歳になるいまも飛距離を伸ばし続けている。2004年ドライビングディスタンス289.66ヤード・14位。
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飛距離と安定感を兼ね備えた新打法

加瀬秀樹

「捻り上げ」から「体重移動」へ変化

大きな体躯とゆったりしたスウィングから放たれる豪打で、ポストジャンボと言われた加瀬秀樹。一時の低迷期を経て、2004年は井上透コーチと共に豪打再生に取り組み、サントリーオープンで見事な復活優勝を果たした。新豪打打法を加瀬自身が解説する。

 以前の僕は、右脚の内側を絞り下半身をロックして、上半身と下半身の捻転差を作り、その巻き戻しの力で球を飛ばしていました。

 井上コーチの指摘では、これは右軸主体でドローボールを打つ打法。安定感に欠ける部分があった。そこで取り組んでいるのが、下半身を使い、左右を対象に使っていくスウィング。

 新しいスウィングでは、バックスウィングで右に体重が乗りやすいように、アドレスで右サイドに7割体重を乗せておきます。そこから右腰をスライドさせ、一気に体重を左サイドに乗せていくのです。

 以前は下半身をロックして、腰から胸にかけて捻り上げる感じでしたが、いまは捻るのは腰周りだけ。以前はバックスウィングでのカベは右脚の内側だったのが、いまは右腰の外側がカベになっています。

 捻りは弱くなったものの、下半身が大きく使えるようになり、飛距離と安定性を兼ね備えたスウィングになりました。

ピタリと決まるフィニッシュは左右対称スウィングの賜物

 右軸回転のスウィングではフィニッシュで体重が右足に残っていましたが、下半身を使った左右対称スウィングでは体重を左足に乗せられるようになり、フィニッシュがピタリと収まるようになりました。

 悪い腕の動きも抑えられた結果、以前はクラブの収まる位置が高かったのが、いまは頭の左にしっかり収まっています。

 腕を使わずに下半身を動かす感覚を身につけるために一番良いのが、練習場にあるボールのカゴを持って左右に揺さぶるシャドースウィングです。

 足を開いて右足と左足に交互に体重を乗せ、下半身でリズムを取りながらカゴを体の正面で左右に揺さぶることで、腰のリードと下半身の揺さぶり動作が身につくのです。

*週刊ゴルフダイジェスト12月14日号スーパープロビジョンより要約

photo:Y.Nanjo

2005.03.25
『飛距離王 MANMO』 小山内護

2005.02.25
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2005.02.06
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2005.01.11
『飛距離と安定感を兼ね備え』 加瀬秀樹

2004.12.14
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2004.11.30
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2004.11.16
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『アイアンもドローで攻める』 手嶋多一

2004.10.19
『長持ちの秘訣は回転打法にあり』 友利勝良

2004.10.05
『鉄人の極上フェードスウィング』 平塚哲二

2004.09.22
『進化を遂げた優作流アイアン』 宮里優作

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加瀬秀樹ドライバーショット

 
 
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