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手嶋多一
プロフィール
手嶋多一
優勝:(1999)ファンケル沖縄オープン、(2001)日本オープン、(2003)アイフルカップ
●2003年は予選落ちが1回だけ。しかも優勝した試合を加えるとトップ10に11回顔を連ねている。それだけ抜群の安定性をもっているわけで、パーオン率の高さに加え、リカバリー率1位という鬼に金棒の技を持っている。
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安定度抜群!多一はアイアンもドローで攻める

手嶋多一

インパクトの伸び上がりがドロー一辺倒の証

ドローボールというと「飛ぶ球筋」という印象が強いが、手嶋の場合はあくまでも「正確に運ぶ球筋」。特にアイアンの正確さは、ライバル達も一目置く。
生まれながらのドローヒッター手嶋多一に、正確なドローを打つポイントを訊いた。


 僕はドライバーもアイアンもドローボールでゲームを組み立てています。フェードが出だすと不安になってしまうほど、ドロー一筋です。

 自分のスウィングは、シャットにクラブを引き、トップではややシャフトが飛球線とクロスする感じになります。そこからループを描き、インサイドからボールをヒットする。
 インパクトで体が伸び上がるのは「天然」です。ここからもドロー打ちであるのが分かると思います。(この体の動きでは、クラブを)インサイドへ振る抜けませんから。
 これが安定してドローが打てる一因でもあります。

 もう少しフェースを開き気味にテークバックしてもいいかな、というような修正したい箇所はいくつかありますが、オンプレーンで振れているので今のところは問題ないと考えています。
 細かなところに気を取られて、スウィング全体やリズムがおかしくなっては意味がないですから。

がに股&右手スナップが安定感を生む

 インパクトで上体が伸びますが、左サイドは伸びません。  そのためのポイントは、「両ひざ」です。がに股で構えておき、インパクトまで左右のひざの間隔を変えない意識で振っています。

 ドローボールは左に曲がる球筋ですから、ドローのかかりすぎには注意が必要です。

 インパクトで手首をこねるような動きをすると、引っかかってしまうので、僕はインパクトで右手を手のひら側に折る、つまり、スナップを使うように心がけています。

 ミケルソンやシンほど大胆ではありませんが、そうすることでフェースのねじれを防ぐことができ、安心して振っていけるのです。

*週刊ゴルフダイジェスト6月8日号スーパープロビジョンより要約

photo:Y.Nanjo

2005.03.25
『飛距離王 MANMO』 小山内護

2005.02.25
『気持ちよくスウィング』 宮里 藍

2005.02.06
『勝利のドライバー』 宮里聖志

2005.01.11
『飛距離と安定感を兼ね備え』 加瀬秀樹

2004.12.14
『最小限の力で最大限に飛ばす』 鈴木亨

2004.11.30
『オンプレーンの申し子』 今野康晴

2004.11.16
『パワーフェードで攻める』 谷原秀人

2004.11.02
『アイアンもドローで攻める』 手嶋多一

2004.10.19
『長持ちの秘訣は回転打法にあり』 友利勝良

2004.10.05
『鉄人の極上フェードスウィング』 平塚哲二

2004.09.22
『進化を遂げた優作流アイアン』 宮里優作

2004.09.07
『静から動への一気の加速』 横尾要

2004.09.01
『フィーリング最優先で乗せまくる』 湯原信光

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手嶋多一アイアンショット

 
 
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