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横尾要
プロフィール
横尾要
95年10月プロ入り。アコムインターナショナル、東海クラシック、日本プロマッチプレー、ダンロップフェニックス、ミズノオープンで優勝(5勝)。途中3年間、米ツアー生活をおくる。大きな体を生かした大きなスウィングでボールを運ぶようなドライバーショットが見もの。
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静から動への一気の加速でフェアウェイ狙い打ち

横尾要

テンポのよさで再現性の高いスウィングを実現

 私は要君のジュニア時代にコーチしていたのですが、そのときと今のスウィングは基本的に変わっていません。彼はオールラウンドプレーヤーで、調和の取れた美しい魅せるスウィングの持ち主だと思います。

 まず彼の優れているところは、筋肉の動きが理想的ということです。テークバックからトップまでは一番先に腕が始動し、次に胴、最後に足の順であり、トップからフィニッシュはその逆(脚、胴、腕の順)に動きます。

 ジュニアの頃はトップで左ひざがもっと内側に入ってしまう癖があったのですが、今はそれもなく、下半身の動きが静かでいい。その上、スウィングアークがとても大きく、テンポもよくなっています。テンポがいいと、繰り返し、同じスウィングが再現されるのです。

ボールに向かって一気に加速できる"静ダッシュ"アドレス

 彼は俗にいうオーバースウィングかもしれませんが、トップオブスウィングでは、シャフトの位置云々よりも、下半身と上半身の捻転差をいかに出せるかということが重要なんです。要君の場合、トップで完全に背中がターゲットを向いて、上半身がよく捻転しているので、下半身との捻転差が強いのがわかります。オーバースウィングになるのは、意識的にリストを柔らかく使っているということもあると思います。

 彼のようなアドレスを、僕は「静(せい)ダッシュできるアドレス」と呼んでいます。猫が獲物を狙ってそのまま静かに動き出す、そんな構えなんです。このアドレスは、自分のイメージした球筋を狙って、静かだけれど一気に加速していけるようなスウィングにつながるんです。

【解説】千葉晃
プロゴルファー。横尾要を小学校5年生から高校1年生まで教えていた。他にも木村敏美、池田勇太などのジュニア時代のコーチでもあり、日本のジュニア育成の第一人者。

*週刊ゴルフダイジェスト7月13日号スーパープロビジョンより

photo:K.Hirosawa

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