ゴルフダイジェスト雑誌・出版情報> WEBスーパープロビジョン
ウェブスーパープロビジョン
友利勝良
プロフィール
友利勝良
優勝:(1987)埼玉オープン、(1987、88、90、93)九州オープン、(1989)NST新潟オープン、(1994)三菱ギャラン、(1995)日本プロマッチプレー、(2003)JCBクラシック仙台
●低い弾道を武器に、欧州ツアーでもシード選手として活躍。2003年は8年ぶりにツアー優勝、20アンダーというハイスコアで健在ぶりをアピールした。50歳になった直後の日本シニアオープン(2004年10月28日~31日)出場を予定し、その活躍が期待されている。
最新版へ

長持ちスウィングの秘訣は回転打法にあり

友利勝良

捻転無用。バックスウィングは体を右に向けるだけ

飛距離を稼げないくても正確性でカバーする。それが友利勝良プロの真骨頂。もともとアイアンの正確性には定評がある。キーポイントはティショットを狙いどおりのポジションへ運べるかどうか。2003年はフェアウェイキープ率3位、49歳で20アンダー優勝。長持ちスウィングと、ますます磨きがかかってきた狙い打ちの極意をとくとご覧あれ。

 僕はバックスウィングで体をねじりません。10年以上前には下半身を止めて上半身をひねっていたのですが、91年に頚椎ヘルニアを患ってから、首への負担を軽減するため、ねじりを抑えて、手と体を同時に右へ向けるようなバックスウィングに変えたのです。

 結果、球が曲がらなくなりました。

 このスウィングで、僕は手を振るというイメージをあまりもっておらず、手は体についているだけ。体を回し、体全体でボールを打つという感覚です。
 もちろん、手を振った方が飛距離がでますが、僕は手を使ったらボールが曲がってしまうのです。

 もうひとつ、手と体を一体化して回すスウィングのメリットは、クラブがいつも同じポジションに収まること。僕は、体をひねってクラブを上げようとすると、クラブがインサイドに引かれてしまうことが多い。でも、体と一体化してクラブを上げると、ベストポジションに上がるのです。

逆K字アドレスならインパクトで小細工しない

 ドライバーでもハンドファーストに構えるようにしていますから、アドレスが「逆Kの字」に見えると思います。

 ハンドファーストにするのは、構えた時、フェース面がストレートに見えるからです。ヘッドファーストの「Yの字」型で構えると、フェースが左を向いてしまうので、インパクトで小細工したくなる。それが嫌なので、上げて下ろすだけでいいように、フェースがスクェアに見えるハンドファーストの構えにしているのです。

 グリップは、左手スクェアで、右手ウィーク。このグリップは手を使わずに体の回転で打っていくのに最適なんです。

 特に、右手がウェークなので、バックスウィングでクラブがアップライトに上がってくれますし、ダウンスウィングで小細工せず体を回転させていけば、インパクトでフェース面は構えたところに戻ってくれるのです

*週刊ゴルフダイジェスト10月5日号スーパープロビジョンより要約

photo:Y.Nanjo

2005.03.25
『飛距離王 MANMO』 小山内護

2005.02.25
『気持ちよくスウィング』 宮里 藍

2005.02.06
『勝利のドライバー』 宮里聖志

2005.01.11
『飛距離と安定感を兼ね備え』 加瀬秀樹

2004.12.14
『最小限の力で最大限に飛ばす』 鈴木亨

2004.11.30
『オンプレーンの申し子』 今野康晴

2004.11.16
『パワーフェードで攻める』 谷原秀人

2004.11.02
『アイアンもドローで攻める』 手嶋多一

2004.10.19
『長持ちの秘訣は回転打法にあり』 友利勝良

2004.10.05
『鉄人の極上フェードスウィング』 平塚哲二

2004.09.22
『進化を遂げた優作流アイアン』 宮里優作

2004.09.07
『静から動への一気の加速』 横尾要

2004.09.01
『フィーリング最優先で乗せまくる』 湯原信光

ゴルフ会員権情報
ゴルフダイジェストの会員権情報です
 

鈴木亨ドライバーショット

 
 
このページのトップに戻る