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鈴木亨
プロフィール
鈴木亨
●優勝:(1992)ゼンリン福岡オープン、(93)ジュンクラシック、(94)日経カップ、サンコーグランドサマー、(96)ノベルKSBオープン、(98)札幌とうきゅうオープン、(2000)カシオワールド、(02)JCBクラシック仙台、(04)アコムインターナショナル ●アマチュア時代の主な成績:(1987)日本アマ優勝 ●その他:(1994)ワールドカップ代表

●日大時代の1987年に日本アマ優勝、プロデビュー後、着実に頭角を現しツアーシードの常連の席をがっちり確保している。最近はドライバーの飛距離の伸びが著しく、定評あるきれのいいアイアンとあいまって、2004年には2年ぶりにツアー7勝目を飾った
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最大限の力で最大限に飛ばす

鈴木 亨

右ひざの我慢が効率のよいパワーを生み出す

以前はパワーロスしていた「ある部分」を直すことで『最小限の力で最大限の効果を発揮するスウィング』に変わり、飛距離が伸びたという。どこをどうしたのか。効率よく飛ばすコツ鈴木亨流をご覧あれ。

 以前の僕はトップで肩が入りすぎて、それがインパクトでの振り遅れにつながり、飛距離のロスや球のバラツキを招いていました。
 それならトップをコンパクトにすればいいと思うかもしれませんが、それではタイミングまで変わってしまいます。

 そこで考えたのが、本来のタイミングを活かしながら『最小限の力で最大限の効果がでるスウィング』でした。
 それには、体全体で目一杯上げようとしているのに、もうそれ以上上がらないトップを作ることが大事です。トップで肩が入りすぎるのは、右ひざが伸びるからですから、まずここに歯止めをかけました。

 具体的に言うと、僕はバックスウィングで、右のお尻にグッと体重が乗るように意識しています。イメージはアーニー・エルス。トップで体重が右お尻にかかって完璧なウェートシフトながら、脚やひざの形はアドレスとあまり変わらない。エルスはそんな理想的な下半身の使い方をしていますからね。

左股関節に体重を乗せてから体は回転を始める

 僕の場合、インパクトで左腰が伸びきってしまうと、球がつかまりません。

 左サイドが伸びずに効率のよいインパクトをするコツは、インパクトに向かって左の股関節にしっかりウェートを乗せてから、体を回転させることです。

 多くの場合、左サイドに体重が乗っていかないのは、ウェートを移す前の段階で何らかのパワーロスが生じています。

 そこでいま僕が意識しているのは、肋骨の下の筋肉。腹筋ではなく、あばら骨の下にある筋肉、この部分を意識して柔らかく使う。これを意識すると、バックスウィングでは体がスムーズに捻転し、ダウンスウィングではしっかりウェートを左にシフトすることができるのです。

*週刊ゴルフダイジェスト12月7日号スーパープロビジョンより要約

photo:Y.Nanjo

2005.03.25
『飛距離王 MANMO』 小山内護

2005.02.25
『気持ちよくスウィング』 宮里 藍

2005.02.06
『勝利のドライバー』 宮里聖志

2005.01.11
『飛距離と安定感を兼ね備え』 加瀬秀樹

2004.12.14
『最小限の力で最大限に飛ばす』 鈴木亨

2004.11.30
『オンプレーンの申し子』 今野康晴

2004.11.16
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2004.11.02
『アイアンもドローで攻める』 手嶋多一

2004.10.19
『長持ちの秘訣は回転打法にあり』 友利勝良

2004.10.05
『鉄人の極上フェードスウィング』 平塚哲二

2004.09.22
『進化を遂げた優作流アイアン』 宮里優作

2004.09.07
『静から動への一気の加速』 横尾要

2004.09.01
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