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宮里優作
プロフィール
宮里優作
アマ時代の主な成績:(1998)日本ジュニア選手権優勝、(2000、01、02)日本学生優勝、(01)日本アマ優勝、日本オープンローアマ
●そうそうたるアマ界のタイトルを引っさげてプロ宣言。主催者推薦かマンデー通過しか出場チャンスがないなか、03年12試合でシード権を獲得。逸材の片鱗をみせる。宮里3兄妹の次男。ツアー優勝は末っ子・藍ちゃんに先を越されたが、男子ツアー初優勝にもっとも近いプロのひとりと言われる。
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進化を遂げた優作流アイアンショット

宮里優作

米ツアーを見据えて目指す脱ダウンブロー

宮里家の期待の星、優作。藍ちゃんにプロ優勝こそ先を越されたが、彼の視線の先には米ツアーがある。その米ツアー対策として築き上げた最新アイアンメソッドを自ら語る。

 去年は米ツアーQスクールの最終テストをクリアできませんでしたが、今年もまた挑戦したいと思っています。その対策として僕は(中略)3つの課題をもって取り組んでいます。

 一つ目はスウィング軌道をややシャロー(緩やか)にしたこと。芝の根っこを切らない程度の薄いターフをとるイメージで打っています。(中略)ベント芝はスパッと抜けるけどバミュー芝になると抜けが悪くなる。でも、その都度打ち方を変えたくないので、芝の影響を受けにくいシャローな軌道に統一して常に同じリズム、同じ感覚で打てるようにしたのです。

 ダウンスウィングでの右ひじの角度が鋭角になるとクラブもスティープ(鋭角)に下りてきてターフが深くなります。トップでできた右ひじの形(90度ぐらい)を保ちながらクラブを下ろしてくれば、ダウンブローに入ってきてもシャローな軌道が描けて(中略)フォローが長くなり、ショットの精度も上がってきました。

高弾道フェードもアメリカ対策

(前略)小さい頃から宮里家の持ち球は高いドロー、(中略)ただ、米ツアーでは(中略)高いフェードがどうしても必要になってくるんです。(後略)

 打ち方ですが、スタンスはほとんど変えず、ダウンスウィングを少し外から入れることでフェードを打っています。

 ドローを打つときは後方から見たときに切り返しでクラブが右肩と首の付け根の中間くらいから下りてくる感覚で振っていましたが、フェードになるとクラブをより首の付け根に近いところから下ろすようにする、これでアウトサイドの軌道を作るのです。(後略)

風はハーフトップで対応

 アイアンの3つ目の課題は低い球です。(中略)以前よくやっていたのはフェースを少し被せて打つことですが、これだと強く入りすぎてスピン量が多くなり、かえって球がフケてしまうことがあります。そこで今はスピンレスの球で風の影響を受けない球を打つようにしているのです。

 打ち方はボールの芯をフェースのスコアラインの下から2本目あたりで打っていくイメージ、要するにハーフトップですね。(後略)

 シャローでフォローを長めに押す打ち方ができるから、ハーフトップ気味にスピンコントロールが効いた球が打てるようになったのです。

*週刊ゴルフダイジェスト4月6日号スーパープロビジョンより抜粋

photo:T.Anezaki

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