50代の「初めて会員権」が増加中
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/9/8号
2015/9/1更新

50代の「初めて会員権」が増加中

 メンバーシップ制のゴルフ場の多くが会員数、アクティブメンバーの減少に苦しむなか、このところ新たに会員募集を始めるゴルフ場が増えており、入会者が順調に集まっているという。

 北関東4県(茨城、栃木、群馬、埼玉)の会員募集の現状を調査したところ、募集中のゴルフ場は昨年同期より7コース増の58コースにのぼるという。

 このうち正会員募集は56コースで、会員権の内訳別では預託金制が10コース(昨年9コース)、入会金のみのプレー会員権が45コース(同39コース)、株式会員が1コース(同1コース)。北関東ではプレー会員権が主流で、そのため募集金額は預託金制に比して圧倒的に低額だ。前記45コースの平均は55万4000円。昨年よりも6万5000円下がっていた。募集金額の低下は「会員権相場の取引価格と同程度か、やや安く設定しているからですね」(会員権取引会社アイエムゴルフの飯田一社長)

 それでも、ビジタープレーで不自由しないいま、「販売は順調」と答えるゴルフ場があるのは意外。そこで、その代表、PGMグループに話を聞いた。同グループでは昨年まで40程度のゴルフ場が個別に募集を行っていたが、「クラブの活性化」を目的に今年4月1日から71コースで募集開始。積極的なキャンペーンも展開したところ、セゴビアGC(45万円、100口募集)をはじめ、数コースが既に定員に達する人気。

「50代のサラリーマンが中心。ゴルフ仲間のメンバーさんに誘われて、というケースが多いようです」(同社・広報)

 会員権購入は初めてという人がほとんどで購入手続きが案外簡単であることに驚く人が多いという。新たな"トレンド"になるかもしれない。

 
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