週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/1号
2014/6/24更新

米女子ツアーで著しい韓国勢の失速原因は
軍隊式トレからの脱却!?

 米女子ツアーでパク・インビがおよそ1年ぶりに優勝した。じつは今季、韓国勢の優勝はこれが初。ツアーを席巻したひところの勢いはどこへ……?



軍隊式をしてこなかったウィは復活!

 パクひとりで年間6勝を挙げた昨年は韓国勢で10勝をマーク。一昨年も8勝を挙げたが、今季は14試合を終えパクの1勝だけ。賞金ランクもトップテンはパクのみで、その約半数を韓国勢が占めてきたここ数年からは考えられない事態が起きている。

 1年ぶりの勝利にパクは「前週にステーシー・ルイスに世界ランク1位の座を奪われたことがモチベーションになった」と打ち明ける一方で、頂点に立つ者の重圧について「精神と肉体のバランスが崩れ、ヘルペスが出たこともあった」と語っている。

 パクに代表されるパルパル世代(88年生まれ)は、パク・セリに憧れてゴルフを始めた。シン・ジエやチェ・ナヨンもそう。彼女たちはアマチュア時代から軍隊式の厳しい練習に耐えてきたのだが、欧米の指導者のなかには「口ごたえできないあの指導法は選手生命を短くするのでは」と懸念する声もあった。シンは今季から主戦場を日本に移したが、「少しだけラクな道を歩みたい」と日本ツアーを選択したのは想像に難くない。

 距離が伸びる一方のコース、年々長さを増す移動距離。家族の期待を一心に背負い、生き馬の目を抜く世界で戦い続けるなか、ふと「このままでいいのか?」と自問自答する。彼女たちの失速は自我の目覚めのしるしなのかもしれない。

 その反面、韓国系でもほかの国籍を選んだミッシェル・ウィやリディア・コーは今季絶好調。ともに1勝を挙げコーは世界ランク3位、ウィは賞金ランク2位につけている。コーは伸び盛りだから当然として、ウィの活躍は韓国式=軍隊式の練習をしてこなかったせい!? ここ数年のスランプを独自のパッティングスタイルを編み出して乗り越えたのは、上から「これをやれ、あれをやれ」と詰め込まれる受け身の指導ではなく、より自発的な発想による指導の賜物ではないか。

 視点を変えると米女子の世界も面白い。

 
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