週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/10
2013/12/3更新

メジャー娘パク・インビが
韓国勢初の快挙

 パク・インビが米女子ツアーの年間最優秀選手賞(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー=以下POY)に輝いた。




 意外にも韓国勢としては初の快挙。パクをはじめとした"パルパル世代(88年生まれ)"が尊敬してやまないパク・セリは米で25勝を挙げているが、アニカ・ソレンスタムやカリー・ウェブの全盛期と重なったため、遂にPOYを獲得することはなかった。

 今季メジャー3勝を含む6勝を挙げ、女子の世界ランキングであるロレックスランキング1位の座を30週以上キープし続けているパクの受賞は当然といえば当然か。

 なにしろ同じ年に開幕からメジャー3連勝(クラフト・ナビスコ選手権/ウェグマンズLPGA/全米女子オープン)したのは史上2人目。このまま年間グランドスラムもあるのでは? と思われたが、さすがに全英女子オープンは失速し以降ベスト10入りは9戦中2回だけ。それでもそのうちの1回ロレーナ・オチョア招待で単独4位に入ったことで7ポイントを加算し、トータル297ポイントで2位のスーザン・ペターセンに39ポイント差をつけ、最終戦を待たずにPOYに輝いた。

 賞金女王争いでも現在1位。最終戦の結果次第でペターセン、ステイシー・ルイスが逆転する可能性もあるが、順当にいけばPOYとともにダブルクラウンもあり得る。

 ちなみに、昨季に続き獲得賞金は200万ドル(約2億円)をゆうに超えており(11月20日現在239万3513ドル)、出場した試合数21で割ると1試合当たり10万ドル(約1000万円強)を荒稼ぎした計算になる。

 米女子ツアーの看板としては無口で表情を消すパクよりアスリート然としたペターセンのほうがいいという声もあるが、なにはともあれ今季の米女子ツアーはパクに始まりパクに終わった1年だった。


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