史上最年少優勝で度肝を抜いた!みなみちゃんの「次へ」の想い
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/23,30号
2014/12/23更新

史上最年少優勝で度肝を抜いた!
みなみちゃんの「次へ」の想い

 4月のKKT杯バンテリンで、アマチュアの勝みなみちゃん(鹿児島高1年)が優勝。しかも、女子ツアー史上最年少となる15歳293日(当時)で偉業を成し遂げた。

16歳の女子高生アマ、勝みなみ

 みなみちゃんはツアー優勝者として、最終戦のリコーカップにも出場。24位に終わったが、充実した1年間を締めくくった。

「自分のなかで革命が起きたみたいな感じなんですよ、ほんとに。プロの試合で優勝するとも思ってなかったですし、(8月の)日本ジュニアも、6打差からまさか逆転するとは思わないし。こうなればいいなって思ってることが、実現したような年だった」

 女子ツアーと日本ジュニア以外にも、3月にはニュージーランドアマチュアゴルフ選手権で日本人選手初制覇。通算19アンダーと大会最少ストローク記録を更新した。さらに5月、日本・韓国・チャイニーズタイペイの3協会による国際公式競技、ネイバーズトロフィーチーム選手権でも個人優勝と、プロ・アマ界を問わずの大活躍を見せた。

 ツアーに出て感じた、プロとの技術の違いについては、「ドライバーは負けてないと思います」。一方で課題も見つかったといい、「やっぱりショートゲームですね。パッティング、アプローチがプロの方はすごく上手いし、まだ自分は足りないかなあと思っています。ずっと課題に挙げてるんですけど、なかなかうまくいかないので。ずっと力入れてやってるんですけどね(笑)」

 来年の活動予定は、「来年も(ツアーに)参戦したいと思ってます。ほかの選手でも、自分より出ている人はたくさんいますし、自分のなかでは出る予定でいます」

 目標は「ツアーで優勝したいです」。2勝目を挙げたらプロ転向も期待されるが、「それはちょっとわからないですけど」と現時点では未定だ。

「来年も、これ(今年)よりももっと(いい成績)っていうのはちょっと贅沢というか、難しいと思うので、来年は今年に近いくらいの成績を出せればいいなあと思います」

 最終戦の翌日には、「スポーツニッポンフォーラム」の授賞式に出席。プロ野球界の星、大谷翔平らとも会い、世界も広がっている。

 実力を追いかけるように、注目度や人気もうなぎ上りのみなみちゃん。

来季も女子ツアーに大いに刺激を与えてくれるだろう。

 
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