「日本開催の"韓日戦"はドリームチーム結成」と韓国メディアは鼻息が荒い
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/09号
2014/12/04更新

「日本開催の"韓日戦"はドリームチーム結成」と
韓国メディアは鼻息が荒い

 アン・ソンジュかイ・ボミか、どちらにしても今年の女子ツアーの賞金女王は韓国選手。今季も韓国の強さを示したが、5年ぶりに日本で日韓戦が開催される(12月6、7日、愛知県・三好CC)。

幸せ組のパク・インビとアン・ソンジュが韓国チームを引っ張る

 韓国チームの顔ぶれを見ると、今季韓国ツアー5勝(うち3勝は韓国メジャー大会)で賞金女王に輝いたキム・ヒョージュを筆頭に、韓国ツアー上位4名(3位は米ツアーQT出場のため辞退)はもちろん、日本ツアーからアン、ボミ、シン・ジエのトップ3がメンバー入り。しかも、世界ランキング1位のパク・インビをはじめユ・ソヨン、チェ・ナヨンなど米ツアー組4名も参加。もともと7月の開催発表時から「日米韓の賞金ランキング上位者で臨む」(KLPGA関係者)と息巻いていたが、有言実行した布陣だ。

 それだけにメディアの論調も興奮気味。「韓国、日本、アメリカを席巻するスター選手、総出動」(テレビ局SBS『スポーツニュース』)、「戦力面では歴代最高」(『スポーツ東亜』)「最強ドリームチーム誕生」(ネットニュース『Newsen』)と期待タップリ。中には、「韓日戦に挑む女子ゴルフ、日本よ、震えているか? 」(経済紙『韓国経済』)と、自信たっぷりに挑発する見出しも出たほど。

 ただ、それも無理はない。過去11回のうち韓国は6勝3敗2分けと勝ち越しており、2年前に釜山で行なわれた第11回大会では初日、2日目ともに韓国の圧勝。不動裕理、横峯さくら、茂木宏美などで挑んだ日本を「役不足。宮里藍、有村智恵などを欠いた日本は実質2軍だった」(『スポーツ東亜』)と皮肉るメディアもあった。

 もっとも、7月にアメリカで行われたインターナショナルクラウンでの日韓戦では、宮里藍、宮里美香、比嘉真美子、横峯さくらで挑んだ日本が、パク・インビ、チェ・ナヨン、イ・ソヨン、キム・インギョン相手に1勝1敗と互角の勝負を演じている。

 日本に米ツアー勢がひとりもいないのは残念だが、地元開催の利を生かして、韓国勢に一泡吹かせることができるか。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2014/11/04 アン・ソンジュ「30歳で引退」なら五輪出ないの?
2014/09/16 イ・ボミ、シン・ジエ、アン・ソンジュで9勝!来年、4人目の刺客が女子ツアーを席巻する?
2014/06/24 米女子ツアーで著しい韓国勢の失速原因は軍隊式トレからの脱却!?


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト