宮里藍の宮里藍が考えるパッティング復活のカギ
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/02号
2014/11/26更新

宮里藍の宮里藍が考える
パッティング復活のカギ

 今シーズン成績不振で米女子ツアーの賞金シードを守れなかった宮里藍が、早くも完全復活に向け課題のパッティング修正にのり出した。

 年間5勝を挙げ世界ランク1位を経験した10年は平均パット数が28・67でランキング3位。パーオンした際の平均パットが1・73で同ランク1位に輝いた藍。いうまでもなくアメリカで戦う上で生命線となっていたパッティング。ところが今季はそれらの数字が30・71(117位)、1・88(138位)で、いずれもランキング三桁台に陥落した。  

 不振の原因を本人は「技術うんぬんではなくメンタル(の問題)が圧倒的に大きい」と分析する。シーズン序盤に短いパットを外す場面が目立ち3パットを量産。それでもストローク自体は技術面のコーチである父・優氏と修正を行い「練習では問題なく打てる」ところまできた。  

 だが「プレッシャーのなかでの向き合い方に問題があった」と感じたそうで、ついに最後まで持ち前のパットが甦ることはなかった。  

「シーズン中は試合に出続けて結果を出さなくてはいけないので、掘り下げて練習することができませんでした。でも今年は早めにオフに入れたことで、ここでじっくり向き合える」と前向き。11月は休養に当てるができる限り調整し、試合の緊張感のなかで修正点の成果を試すため「12月中旬に渡米して、1月からミニツアーに出てみて、どれくらい(練習の成果を)発揮できるか。そういうこともやってみようと思っています」と具体的な計画にも言及した。

 07年にドライバーが曲がりスランプに陥ったときは「打ちたくなければ他のクラブで代用できた」が「パターはそれしかないのでその分プレッシャーはあるけれどやりがいもあります」。  

 強靭なメンタルで日米通算23勝を挙げてきた藍。グリーン上で精彩が戻るのはいつ?

 
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