週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/11号
2012/12/3更新

“男だけのクラブ”R&Aのキャプテン来日。
「女性拒否ではない!」


ベッシュマンキャプテンはフランス人の知日家

 世界ゴルフの総本山、R&A(ロイヤルアンドエンシェントゴルフクラブオブセントアンドリュース)のキャプテン、ピエール・ベッシュマン氏が来日し、JGA(日本ゴルフ協会)などを表敬訪問した。

 ベッシュマン氏はフランス人。初の欧州大陸からの選出で、英国人以外のキャプテンは7人目。ここ200年で英国以外からは米3人、豪州、南ア、ニュージーランドから各1人。豪は首相経験者、ニュージーランドは元最高裁長官という、そうそうたる顔ぶれ。

 ベッシュマン氏は国際弁護士で、日本に2年在住したという知日家でもある。

 ただ、R&Aの“代表”といっても、昔と違い、運営は委員会が担い、キャプテンはいわば象徴的存在。“親善大使”としてR&Aの理念をアピールするのが主な役目で、たとえば気になる2016年のリオ五輪に関してのR&Aの見解などは一切聞けなかった。

 「オーガスタナショナルGCは会員を女性に開放しましたが、R&Aは女性会員を拒否し続ける?」の問いには語気強く反論。

「セントアンドリュースには10近いクラブがあって、そのなかには女性専用のクラブも2つあります。R&Aは“男だけのクラブ”というだけで女性を拒否しているわけではありません」(ベッシュマン)

「英国における“クラブ”とはパブの名残り。セントアンドリュースにはオールドコースの18番はじめ、パブがいくつかあり、そこに気の合う仲間が集まったのが始まりで、日本のように“コース限定のメンバー”というわけではない」と、クラブの由来を話してくれたのは、ベッシュマン氏と親交が深いJGA常務理事の川田太三氏。

 今回ベッシュマン氏は霞ヶ関、我孫子などのコースを視察、日本食も満喫したというから、日本のよさをR&Aのメンバーたちにアピールしてくれるに違いない。

 
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