週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/23号

2012/10/15更新

女王争いのなか
米ツアーQTに挑戦する智恵の熱い胸のうち

　賞金女王争いのかかるツアー終盤戦がスタートを切る。現在ランク3位の有村智恵は自身の夢の実現に向け、日本ツアーを一時休戦。米国へ旅立った。賞金女王も米ツアー挑戦も両方叶えたいと願う有村にその胸のうちを聞いた。

―― 米ツアーQT2次に挑戦するため、1週前にアメリカに来ました。

有村　会場はフロリダ州のサラソタというところで、コーチのケビン（・スメルツ）がいるレッドベターアカデミーから近いので、日本女子オープンの疲れをとりながら、スウィングを見てもらおうと思って、早めに来ました。

―― 見てもらいたいポイントは？

有村　ホールのロケーションによって、構えたときに気持ち悪いときがあります。しっくりこなくて、左へ飛んでしまうことも。いま、コーチと取り組んでいるボディターンで打つコントロールショットが私の持ち味なので、その部分もチェックしてもらいたいところです。

―― QTの目標は？

有村　上位でなくても通過すればいいのですが、どんな状況でも気が抜けないので、1日1日大切に頑張って、2次通過したいです。

―― 日本の賞金女王になるチャンスもありますが？（※トップのジョン・ミジョンとは約1700万円差）

有村　そうですね。女王という視点も忘れていません。QTに挑戦しながら、ミズノクラシックの優勝を狙います。

―― ミズノに勝てば米ツアーの出場権も得られるし、女王のチャンスも出てくる？

有村　QTを終えた翌週のマスターズGCも出るので、QTから数えて5週間休みなしで試合です。集中力を切らさないことがポイントですね。