週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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バーディやホールインワンを換金。
義援金にしたスタンレーのアイデア

復興支援に貢献しまくった有村智恵。まさかのアルバトロスで８万円義援金。右はスタンレー電気の北野隆典社長

　東日本大震災へのチャリティは男女ツアー、さまざまな方法で行われている。スタンレーレディスでのそれは、なかなかのアイデアものだった。

　というのも、選手が発奮してスコアを稼いで、そのスコアを大会主催者が換金、義援金として寄付するというのだ。つまり選手のバーディやイーグルが復興支援につながるというわけだ。

　内訳はバーディ1万円、イーグル4万円、ホールインワン6万円、そしてアルバトロス8万円。それぞれ選手が挑戦して、結果はしめて1007万円也という大きな金額となった。もちろん、稼ぎ頭は有村智恵。3日間でバーディ15、イーグル1つに、ホールインワンとアルバトロスまで出し、33万円。諸見里しのぶもバーディ13、イーグル1の17万円と、かなり貢献した。

　それにしてもアルバトロスなど、普通はなじみがないものを主催者側はよく想定したものだ。
「昨年から設定しています。出てから右往左往するのもイヤですから」（トーナメント事務局）

　舞台となった東名CCも男子ツアーを開催していた折には、大会ロゴマークにアホウドリをデザインするほど、アルバトロスを意識していたものだ。そのときは1度も出なかったが……。この大会、他にも選手たちを鼓舞する賞が目白押しで、大会盛り上げに知恵を絞っていた。

　
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