週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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2位になった新星・さつきは沖縄県人、
宮里美香と同い年

　リゾートトラストで、2日目単独首位に立った大城さつき（21）。惜しくもツアー初優勝は逃したが、知名度は一気にアップ。沖縄県出身というが、どんな選手なのだろう。

　最終日、2位の横峯さくらを1打リードし、最終18番へ向かった大城。ティショットをナイスショットするも、2打目をグリーン奥へ大オーバー、3打目アプローチはグリーン反対側のラフへ。4打目のアプローチも寄らず、5打目の3㍍パットを外してダブルボギーとし、自滅する形に。ホールアウト後は大泣きしてしまった。

　大城は1989年生まれで、県南部の糸満市出身。那覇出身の宮里美香とは同い年だ。しかし、中2で日本女子アマ史上最年少優勝を飾り、プロ転向がいきなり米ツアーでルーキーから活躍する美香と大城の歩みは対照的。大城は全国規模の大会で優勝することがなかった。

　そんな大城に、今大会で最大のチャンスが生まれたのだったが、勝利はするりとこぼれ落ちた。涙を流す大城に「また次があるんだから」と声をかけたのは、同組で回った上原彩子（28）。彼女も沖縄出身だ。

　上原は02年に日本女子アマで優勝したが、03年は宮里藍、04年が宮里美香、05年に諸見里しのぶと、4年連続で沖縄勢が女子アマの頂点に立った。さらに藍、美香、諸見里の3人は、後に日本女子オープンも制している。

　今シーズン開幕戦のダイキンオーキッドに12歳の新垣比菜（沖縄市出身）が出場したことも記憶に新しい。新星・大城の登場で、沖縄の勢いは当分続きそうな気配だ。

　
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