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週刊ゴルフダイジェスト 8/19,26号
2014/8/19更新

全米プロから続く松山英樹と石川遼の“サバイバル”

 米ツアーは8月7日からメジャー最終戦の全米プロゴルフ選手権(バルハラGC・ケンタッキー州)を開催。日本勢は松山英樹、石川遼、小田孔明、谷原秀人が出場を予定している。米ツアー常駐組の松山&石川にとってはここからが正念場だ。



 

 全米プロを終えると1試合を挟んでフェデックスカップのプレーオフシリーズに突入。13~14年シーズンの最終戦ツアー選手権(9月11~14日)に向け各選手ともラストスパートに余念がない。

 松山はもちろん、昨年はシード落ちし敗者復活戦で命拾いした石川も今季はすでに来季のシードは当確。7月末のフェデックスカップのポイントランクは松山23位、石川65位でプレーオフシリーズ初戦バークレイズの出場を確定させている。

 続くドイツ銀行は同ランク100位以内、BMW選手権は70位以内に入らないと先に進めない。2人にはトップ30のみが出場を許されるツアー選手権進出が最大の目標となる。

 しかしアメリカでは「ツアー選手権に出てこそトッププロ」という認識があるため、狭き門目指して各選手ともこの時期から目の色が変わってくる。

 順当に行けばトップ30入り必至の松山だがメモリアルで優勝したあと、いまひとつ持ち前のパッティングが「チンプンカンプン」(本人)。石川は日本で勝っているがアメリカでは5月以降予選落ちが目立ち修正が必要な状況だ。

 ともあれかつてスリーRと呼ばれながらマクロイ、ファウラーの2Rに水を開けられた石川の奮起に期待値は高い。

「メジャーで勝つ」を目標に戦う松山の爆発力にも注目しつつ、終盤の2人の戦いを温かく見守りたいものだ。

 
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