週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 3/11
2014/3/3更新

「ヒデキ、壁を破れ!」
必要なのは世界のアオキのガムシャラさ!

 米ツアー初優勝が期待させる松山英樹だが、青木功はゴルフフェアのトークショーで、松山が直面する壁の存在を口にした。世界の厳しさを知る青木だからこそ見える〝松山の壁〟とは?その壁を破るために必要なこととは?



 松山は昨春にプロ転向して以来、全米、全英オープンを含むすべての試合で〝自身の世界ランクを上回る好成績〟を残してきた。先々週のノーザントラストオープンで23位となり、試合前の世界ランク21位を惜しくも2つ下回ったが、大いに善戦しており、世界ランクの〝壁〟は破っている。

 先週、晴れて日本プロゴルフ殿堂入りを果たした〝世界を知る〟青木に、松山の壁について聞いてみると、「松山は──(石川)遼もそうだが──世界の〝壁〟って意識してないと思うよ。5~6年挑戦してみて、何が足りなかったかを振り返って、初めてわかること。だからいまは、壁とか考えることなく、ガムシャラにやるだけだよ。ガムシャラにやれる環境を作るべきと言い換えてもいい。それが一回りも二回りも大きくなるための源だよ」

 英語がまったくわからず、エオ~キとしか発音されなかった1980年、帝王ニクラスと4日間、がっぷり四つに組んで惜敗の2位になった全米オープン(バルタスロールGC)。これが青木のいうガムシャラなのだろう。  

「松山は、遼が排気量1500㏄とすれば、その倍はある。それに、松山は飛ばさないようにスウィングして、結果飛んでいる。これは腕の振り方とボディターンが素晴らしいからだ。私は初めて他人を羨ましいと思ったよ」とは、ジャンボ尾崎。

 尾崎が認める才能に、青木のガムシャラさが加われば、松山はまだ見ぬ己の壁を破り、さらなる高みへと上っていくはずだ。

 
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