週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/25
2014/2/17更新

バッバ、バタバタ!
プレーオフよりスーパーボウル!?

 ウェイストマネジメント・フェニックスオープンで初日から首位を快走したバッバ・ワトソンが、最終日最終ホール1.5メートルのパットを外して優勝を逃した。じつはワトソン、あることが気になって試合中も上の空だったような……?



 バッバは初日『63』をマークして終始トーナメントをリードした。ところが最終日は"セイウチ"ことクレイグ・スタドラーの息子ケビンとの競り合いとなり、両者16アンダーで並んだ最終ホール。ティショットを右に曲げ第2打をグリーン奥にこぼしながら、1.5メートルに寄せたバッバは、入れればプレーオフのパットをまるでわざとのように外し"自ら負けを選んだ"かに見せた。

 じつは彼、大のアメフト好き。今は亡き父・ジェリーさんは元アメフトのプロ選手で、3度の飯よりアメフト観戦の口。毎年この大会の最終日はアメリカ最大のスポーツの祭典NFL(アメリカンフットボールリーグ)の優勝決定戦スーパーボウルと重なるため、「ゴルフを取るかアメフトを取るか」は彼にとって由々しき問題。前日から「明日は5時間以内に終わらせよう。スーパーボウルが見たいんだ」とコメント。

 一気に勝ちを決めたいところだったが、試合は遅々として進まず「毎ホール、毎ショット、待たされた」と進行の遅れにイライラが募る。プレーオフにでもなったらスーパーボウルの放送開始時刻に間に合わない。キックオフまで30分。気もそぞろで打ったバーディパットが入らず、負けはしたが観戦には間に合いホッと胸をなで下ろしたというのが本音?

 相手のスタドラーも、ワトソンにパーを拾われプレーオフにもつれ込んだら「スーパーボウルは果たして見られるかな? と思った」と苦笑い。アメリカ人はかくもスーパーボウルに熱狂するタチなのである。

 表彰式はものの5分で終了。会見場でバッバは「最後のパットは右に切れるかと思ったら逆に切れた。賞金的な問題でいえば2位でも有り難い」。と言い残し、足早に去っていった。さすがはスーパーボウル、全米で年間最高視聴率を誇るだけのことはある。

 
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