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週刊ゴルフダイジェスト 2/4
2014/1/27更新

クラブだけじゃない!
キャディバッグにも賞金王・女王効果?

 米ツアーのソニーオープンで谷原秀人が優勝争いを演じトップ10入り(8位タイ)を果たした。好調な滑り出しの陰には、あるデータの裏づけがあった。


 賞金王や賞金女王の使用クラブの売れ行きが伸びるのはよくある話。だが、昨季の王者にはクラブやボールにとどまらない影響があったという。

 というのも、賞金王の松山英樹と賞金女王の森田理香子がともに契約するスリクソンの、プロモデルキャディバッグが、大いに売れたというのだ。メーカーでも「昨年の4月頃から動きが出始め、松山くんとの契約を発表した7月以降は急激に売れ行きが伸び、販売目標の5倍に達しました」(ダンロップスポーツ広報部山田輝郷氏)と、予想外の好調に驚きを隠せない。

 キャディバッグ自体、もともと多くの数量が売れるものではなく、買い換える頻度もクラブほど多くない。とくにプロが使用する口径が9インチを超えるプロモデルは、大型で重量がありスペースも取るため、一般ゴルファーはあまり食指が動かないようだ。ほかのメーカーでも「目立って大きく売れる商品ではない」(国内メーカー担当者)という位置づけのようだ。

 今回のプロモデルバッグ好調の要因は、プロの活躍に引っ張られたもの。たとえば一昨年、ヤマハが藤田寛之モデルを数量限定で発売したところ、すぐに完売したという。「プロモデルは数量限定ですが、ファンが必ずチェックしてくれる」(PRGRの担当者)など、他メーカーでも同様の話はあった。プロの人気や成績、カリスマ性が際立てば際立つほど、キャディバッグも売り上げに影響するようだ。

 
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