週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/30・10/7号
2014/9/16更新

イ・ボミ、シン・ジエ、アン・ソンジュで9勝!
来年、4人目の刺客が女子ツアーを席巻する?

 シン・ジエがニトリで今季3勝目を挙げ、今季の女子ツアーは、韓国勢が11勝。シン、イ・ボミ、アン・ソンジュが揃って3勝をマークし、賞金女王レースの上位にいる。そして来年、3人に並ぶ4人目の"刺客"がやってくる?

「微笑の天使」と呼ばれる、キム・ハヌル

 3人は、母国・韓国KLPGAでも賞金女王に輝いている。イ・ボミは10年に、シン・ジエに至っては06年~08年に3年連続でタイトルを獲得しており、アン・ソンジュも2部ツアーながら03年にタイトルを獲得している。韓国では賞金女王のタイトルを獲得すると"ゴルフ・ヨジェ(女帝)"の修飾語も与えられるが、特筆すべきはさらなる女帝が日本進出を狙っていることだ。

 11年~12年まで2年連続韓国賞金女王に輝いたキム・ハヌルがその人。シン・ジエと同じく88年生まれの彼女は、8月26~28日に成田ハイツリーで行なわれた日本のファーストQTに出場。2位でセカンドQTに駒を進めた。

 "アート・スウィング"と呼ばれるしなやかなフォームと正確なパットに定評があり、今季韓国ツアーでも優勝こそないが2位3回と安定している。

「日本のフェアウェイは思った以上に狭く緊張したが、それがかえってショットの感覚を呼び起こさせてくれた」とは本人談。

 韓国スポーツ紙のゴルフ記者も、「彼女は以前から海外進出が期待されましたが、慎重な性格もあって国内に専念してきた。そんな彼女が日本のQTを受けたのは、"100%できる"という自信の表れ」と太鼓判を押すほどなのだ。

 韓国ではその美貌ゆえに6年連続ツアーの広報モデルにも選ばれ、ピンチやミス時も微笑を絶やさないことから"微笑天使""微笑クイーン"とも呼ばれる。"ハヌル(空)"という名のとおり、ブルーを勝負カラーとする彼女が無事QTを突破すれば、日本ツアーにとって4人目の脅威となる。

※データは9月1日現在

 
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