週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 12/31
2013/12/24更新

マンデラ氏逝去でタイガーが哀悼の意
「 人生でもっとも影響を受けた」

 南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃運動の指導者でノーベル平和賞の受賞者でもあるネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領が今月5日に亡くなった。彼はゴルフ界にとっても大きな存在だった。

 マンデラ氏の国葬は10日、埋葬式は15日にそれぞれ挙行された。そのため、先週同国で開催された欧州ツアーのネルソン・マンデラ選手権は日程を1日前倒しし、11~14日で実施された。この大会はもちろん彼の功績を称えて名を冠したもの。自身はゴルフをやらなかったが、その逝去には改めて世界中のゴルフ関係者から悼む声が寄せられた。  

 タイガー・ウッズもそのひとり。悲報に際し、「彼の人柄に触れた人はもちろん、僕のように多大な影響を受けた人にとって悲しいこと」と発言した。実はタイガーは1998年に南アの大会に出場したとき、父親とともにマンデラ氏の自宅に招かれている。そして、そこで「ほかの誰にもない、体からにじみ出るエネルギーに触れ、人生でもっとも影響を受けた時間だった」と振り返った。

 同じ南アのゲーリー・プレーヤーは、アパルトヘイトの当時は同国への非難の目がきつく、海外では身の危険を感じながらのプレーを余儀なくされた。「平和がなければゴルフなんてできない。それを取り戻してくれたのがマンデラ氏だった」とかつて語っており、「マンデラ氏の勇気、寛容、愛、そして希望は世界中の人々を励ました」と敬意のコメント。

 ゴルフ界にとっても偉大な人物の死だったようだ。


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