週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/24
2013/9/17更新

シニアの皆さん受けてみる?
プロテストの年齢制限、上限はナシ

 今年の男子プロテストは"がんばらない"ゴルフでおなじみ田村尚之さんが49歳にして初挑戦、見事合格したことが話題になった。ところで、プロテストには年齢制限はあるのか。


今年の最年少合格者は寺田天我(16)だった

 男子(日本プロゴルフ協会)のプロテストの年齢制限は、その年に満16歳以上であることで、上限はない。そのため、99年に63歳10カ月で合格した霍本謙一(最年長合格者)や、59歳で挑戦し合格した古市忠夫など、50歳を過ぎてからプロを目指すアマチュアも少なくなかった。

 最近その数は少なくなったが、今年のプロテストには満70歳、「グランドシニア」の受験者がいた。愛媛県在住の三井武宏さんだが、プレ予選を通過できずに終わった。「お恥ずかしい話ですが、50歳ごろからもう12~13回受験し、だいたいプレ予選で落ちています。ゴルフが好きということと、自分が打ちこんできたことを何か形に残したいという思いでやってきましたが、来年が最後の挑戦になると思います」

 一方、日本女子プロゴルフ協会の年齢制限はその年の4月1日時点で満18歳以上。やはり上限はなく、今年は40歳、19度目の受験で合格した酒井みゆきが話題になった。女子の最年長合格者は2010年の鎮西まゆみで、当時43歳。史上初の40代合格者だった。

 最年長受験者は、協会に残る最近の記録(古い記録はない)では、「51歳の方が最高齢です」とのこと。

 プロテストに年齢制限を設ける理由は「職業とするには社会人としての常識、素養が必要ということで、もともとは高卒年齢の18 歳以上としていました。07年に16歳に引き下げたのは、高校生でも世界に通用し、社会性も身につけたゴルファーが増えてきたという実情に合わせてのことです」(日本プロゴルフ協会)

 ちなみに各ツアーのQTの年齢制限は、男子は「規定なし」。女子は「ファイナルQTの前年の4月1日時点で満18歳以上」となっている。


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