週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/4
2013/5/28更新

いまの自分が強い!?
タイガーの" 第3次黄金期"到来か

 タイガーがキャリア最速のペースでシーズン4勝目を挙げた。数年前のスランプが嘘のような快進撃に、第3次黄金期到来か、と耳目を集めている。




 第5のメジャー"プレーヤーズ選手権を制したタイガー。これで今季4勝目、ツアー通算勝利数はサム・スニードが持つ史上最多の82勝にあと「4」と迫る78勝目を挙げた。

 しかもPGAツアー総本山のソーグラスを舞台に行われたフラッグシップトーナメントは、今回が第40回の記念大会。タイガー自身ツアー通算300戦目の節目の記念試合で勝つのはさすがである。

 最終ラウンドを首位または首位タイで迎えた際の勝ち星を57戦中53勝まで伸ばし、通算勝率を2割6分とした。今季のストロークプレーのツアーでは7戦4勝だから、勝率はなんと5割7分以上になる。

 96年のデビュー以来、年間4勝以上のシーズンは12回あるが、5月半ばで4勝に到達したのは今年が初。年間9勝を挙げ、マスターズ以外のメジャーすべてに勝った2000年は「第2次黄金期」といわれたが、その年(4勝目を挙年のデビュー以来、年間4勝以上のシーズンは12回あるが、5月半ばで4勝に到達したのは今年が初。年間9勝を挙げ、マスターズ以外のメジャーすべてに勝った2000年は「第2次黄金期」といわれたが、その年(4勝目を挙げたのは5月下旬)よりもハイペースで勝星を量産しているのだ。ちなみに2000年~2001年に築いた黄金期では年をまたいでメジャー4連勝を遂げ、いわゆる"タイガースラム"を達成しており、それ以来の好調ぶりに周囲からは「タイガースラム再び!」の声が上がっているという。

「『タイガーは終わった』と思っている人がいたかもしれないが、まだ終わっていない」と勝利後に発言したタイガー。

「最近は思いどおりにショットをコントロールできるようになった。必要とあればフェードもドローも、球の高低も自由自在だ」と自信たっぷりに語り「昔のタイガーと今のタイガーが同じ土俵で戦ったら……いまの自分が勝つ!」ときっぱり。

 アルペンスキーの五輪金メダリスト、リンゼイ・ボンとの交際も順調な様子。スウィングコーチのショーン・フォーリーは「ケガで練習が制限されることもなくなり、これまででもっとも公私のバランスがとれている」と指摘する。

 心技体すべてに充実のときを迎えたタイガー。全米オープンは6月13日から。5年ぶりのメジャー獲りへ、カウントダウンが始まったようだ。


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